優しい煉獄

41SCT1TQREL._SL75_.jpg優しい煉獄
著者:森岡 浩之
イラスト:小菅 久実
トクマ・ノベルズ EDGE/徳間書店
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買いました〜。

まったく、この街はどんどん不便になっていく。

だが、おれにはそれが心地よかった。


いやいや〜、星界シリーズを書かずに何をしているのかと思ったら、こんなものを書いていたようです。しかし

面白いや、これ!

物語の舞台は、何と死後の世界
死んだ人間がその意識だけを電子世界の中に置き、お金の続く限り第二の人生を歩むという面白い設定。
しかも、本来であれば何でもありありに設定可能な電子世界なのに、主人公はあえて昭和の不便な世界にデザインした環境で第二の人生を楽しむ
ホント SF としての設定の斬新さをまず感じます。

さらに、主人公のやっている仕事が私立探偵。それだけで浮かんでくる

ハードボイルド崩れの三枚目

実に期待を裏切りません。
まあ、SF が好きな人ならとりあえず世界観だけでも楽しめるのではないかという作品です〜。


− おまけ −

というわけで、

星界やめて、こっちシリーズ化しない?

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