誰かがカッコゥと啼く 1巻

誰かがカッコゥと啼く(1)誰かがカッコゥと啼く(1)
著者:イダ タツヒコ
SUNDAY GX COMICS/小学館
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買いました〜。

てたってムダよ。

還ってくよ。


相変わらず物凄い発想!

毎度毎度その世界観と引き込まれ具合に驚かされてしまうこの作者、イダタツヒコ先生。
その先生の最新作、『誰かがカッコゥと啼く』をご紹介致します〜。
帯で『ひぐらしのなく頃に』の作者の竜騎士07氏が、
警告! あなたには、とてもお勧めできません。
などと、紹介文としては珍しいことを書かれておりますがまあ、その辺は細かく気にしないとして

過去の作品をちょっと振り返ってみますと

ゴルディアス−何でも開くことのできる鍵の王
BLADE−女性が剣に身を変え、歴代の剣士達が戦う
HeRaLD−数え歌にそって起こる連続殺人事件。犯人が死んでも、誰かがまた続けていく謎

とまあこんな感じで、いつも予想の付かない世界観が展開します!
そして予想が付かないくらい早く終了します。
うん、泣けますね。

そんなふうに紹介してきてはおりますけども。
実のところひとつ前の作品である『美女で野獣』だけはちょっと毛色が違う感じ
珍しい設定といえばそうとも言える部分も多々あるのですが、世界観的に驚くほどじゃありませんでした。
そして、『美女で野獣』だけは結構長続きした。
そして、『誰かがカッコゥと啼く』で『美女で野獣』より前の独特の世界観に戻った。
・・・・・・・・・・・・・・・
これは長続きしないことへの伏線とみるべきでしょうかね?

まあ、そんな心配事はしても仕方がないので捨て置いて
物語のジャンルは、表紙を見ても帯を見ても即座にわかるようなホラー
相変わらず味はあるもののあまり上手いとは言いがたい絵柄ですけど、
逆にホラーとしての雰囲気の盛り上げには一役買っています。
そして、子供全般に通じる何を考えているのかわからない恐怖。
世界観全体において、どこにも“正義”が存在しない“悪”同士の生き残りゲーム。
世界を守るため、もしくは世界を再生させるがために、
“子供”と“子供”の壮絶な戦いが始まります。

「意味わかんな〜い」
という感想を持たれる方も多いと思いますので、まずは立ち読みから入ってみましょ〜。


− おまけ −

でも、やっぱり早く終わるんだろうなぁ〜(溜息)。

誰かがカッコゥと啼く 1巻」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: 誰かがカッコゥと啼く 2 巻 : 独断と偏見の何でもレビュー

  2. ピンバック: 3周年 : 独断と偏見の何でもレビュー

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