ソリトンの悪魔

ソリトンの悪魔 〈上〉 〈下〉
 著者:梅原 克文

21世紀を迎えて間もない頃、八重山諸島沖の海上情報都市「オーシャンテクノポリス」を襲う謎の生命体。
迎え撃つは事故現場にたまたま居合わせた油田発掘チーム。
2者の息をつかせぬ攻防戦は、まさにジェットコースターノベル

構成・文章に荒さを感じさせますが、それを補ってありあまる勢いと予想外の展開!
一度読み出すと止められません。

しかし、物体が崩壊するときに発生する波動を捕食する正弦波で構成された擬似生命体なんて奇天烈な発想はすごい。
発表からかなり年数が立ってますが、私的 Best10 小説からはなかなかランク落ちしない小説です。

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