SF」タグアーカイブ

エルフ.17 5巻

51SC5J4GEFL._SL75_.jpgエルフ.17 (Volume5)
作者:山本 貴嗣
CR comics
買いました〜。

いや、その通り!

懐かしさだけで買ってます。

でもね。荒唐無稽なギャグの中にも、それとなく拘った SF の設定とか出てくる辺りはホント好きなんですよね〜。まあほら、所詮日本の SF って何でもありありの世界になっちゃってるじゃないですか。だから、それをあえて受け入れて、楽しめるところを楽しむわけですよ。う〜ん、何て前向き!

ほら、そこ!

それは前向きじゃなくて逃避だ!

ってツッコミしない!

− おまけ −

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ダイロンの聖少女 クラッシャージョウ 10巻

31CB6HR3WXL._SL75_.jpgダイロンの聖少女 クラッシャージョウ(10)
作者:高千穂 遙
ソノラマ文庫
だい〜ぶ前に買いました〜。

ひっさっし ぶっりっの クラッシャージョウ ですよ〜。

でもまあ、ちょっと前に「ワームウッドの幻獣」が出てますので、「美しき魔王」〜「悪霊都市ククル」や、「悪霊都市ククル」〜「ワームウッドの幻獣」の時に比べるとそんなに久々でもないのですけどね〜。
でもまあ、これだけたってもイラスト描く人が変わらないのは素晴らしい! さすがは友情パワーといったところでしょうか(笑)。

しっか〜し!
折角イラストは変わってないのに、中身の方はというと・・・

どうしちゃったの? 高千穂さん

という感じ(涙)。
何か違う。どこか違う。ご都合主義満載とか、偶然だけでいっつも問題解決かよぉ〜といった部分は特に変わらないような気もするのですけど〜。でも、何か違うんだな(うんうん)。
端的に言えば

つまらなくなった気がするぅ〜!

というわけで、往年のクラッシャージョウファンは止めないとして。この世界に新参者として読み始めようと思う人にはオススメしません〜(涙)。そういう人は、正しく「連帯惑星ピザンの危機」から読んで、元祖萌え萌えヒロインの “アルフィン” に惚れるところから始めましょう。

− おまけ −

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ぼくらの 3巻

31AG59402ML._SL75_.jpgぼくらの (3)
作者:鬼頭 莫宏
IKKI COMIX / 小学館

買いました〜。

う〜ん、いいですねいいですねいいですかい?

切なさ大爆発

キテますね〜。
面白いですね〜。

ストーリーは、地球の平和を守る為に、宇宙から来た敵と少年少女が巨大ロボットに乗って戦うというもの。まあ、ここまではよくある設定。戦闘に負けちゃうと、地球が滅びちゃうらしいというのも、そんなに珍しくない設定。
ここまでいいですか? いいですねぃ?

設定として面白いのが操縦した子供は必ず死ぬって設定。だから、来襲する敵の数だけ生け贄の子供が用意されています。
どうです? 切ねぇですね〜。良いですね〜。

子供故の純粋さ。子供故の捻くれた視点。子供故の諦め
何も知らずに熱血漢だけで戦闘に勝利して命を落とす者
知らなかった事実。見たくなかった事実を知って絶望しながら命を落とす者
両親の代わりに兄弟を支えてきた立場故に、兄弟の為に胸を張って命を落とす者
世間に威張れなくとも、常に誇りを持って生きてきた母親を想い。同じく胸を張って死を受け入れる者

更に今回は、臆病で逃げだそうとした仲間を殺し。そして、自分が世界を救うのだからというのを理由に、恨みのある人間を全て殺そうとする者まで現れて凄い状況に!!!

こういう世界観を思い付く事も凄いな〜と思うし、各子供の考え方を上手く描く作者に正直感動です。

う〜んどういう方に勧めるべきなのだろう?(汗)
絵は、そんなに極端に好き嫌いの分かれるものじゃないと思います。
とにかく色々考えさせられる
そんな作品が好きな方にオススメです!

− おまけ −

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プラネテス

510HTT9SNTL._SL75_.jpg21X0WW8NCRL._SL75_.jpg51G09XCWA7L._SL75_.jpg51VZ18WMF2L._SL75_.jpgプラネテス (1)(2)(3)(4)
 著者:幸村誠

2070年代の宇宙船乗りの日常を描いた作品。
現代の生活の延長線上としての宇宙船乗りの生活を描いているため、SFっぽくなくて読みやすい。
ストーリーの主軸は、デブリ(宇宙塵)拾いを職業とする星野八郎太(ハチマキ)が、人類初の木星往還船の乗組員になり、木星まで行ってくる話。
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遠くへ行きたい

51479N3W7VL._SL75_.jpg51W7DAF82YL._SL75_.jpg51DR8MA5TAL._SL75_.jpg51E21DF0DQL._SL75_.jpg遠くへいきたい
(Vol.1) (Vol.2) (Vol.3) (Vol.4)
 著者:とり・みき

TV Bros 連載の9コママンガ。セリフのないシチュエーションギャグ?
とり・みきマンガの常連キャラクターたきた君がメインを張ります。
SFネタが多いですが、さほどマニアックでは無く、敷居はかなり低いです。

クスっとしたい人にお勧め。
とり・みきマンガの入門編としても最適。

ソリトンの悪魔

ソリトンの悪魔 〈上〉 〈下〉
 著者:梅原 克文

21世紀を迎えて間もない頃、八重山諸島沖の海上情報都市「オーシャンテクノポリス」を襲う謎の生命体。
迎え撃つは事故現場にたまたま居合わせた油田発掘チーム。
2者の息をつかせぬ攻防戦は、まさにジェットコースターノベル

構成・文章に荒さを感じさせますが、それを補ってありあまる勢いと予想外の展開!
一度読み出すと止められません。
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ヴァーチャル・ガール

「ヴァーチャル・ガール」
 著者:エイミー・トムソン
 訳者:田中 一江

ちと古い本ですが、なかなか良いです。

舞台はアメリカ、主人公はNerdのアーノルドに作られたAIマギー。
ボディを与えられたマギーが初めて町に出たとき、あまりの入力情報の多さにオーバーロードする辺りの描写は圧巻。
# その割にはあっさりと解決しちゃいましたが (^^;;
前半はアーノルドとマギーの旅を中心に描かれ、後半はアーノルドと別れたマギーがネット上で他のAIと出会い成長していく様をえがきます。

とにかく、マギーちゃんが可愛い。前半のダメダメなアーノルドも良い。
# 後半ではアーノルドは出世して偉そうな学者になっちゃいますが(T-T)

1993年発表の作品ですが、今読んでも面白い一品です。