三月は深き紅の淵を

51B7JZEN3YL._SL75_.jpg「三月は深き紅の淵を」
 著者:恩田 陸

コピーをとってはいけない、作者を明かさない、友人に貸す場合はたった一人だけで、それも一晩だけ。
さまざまな条件をつけられた「三月は深き紅の淵を」という稀覯本を探す話(待っている人々)、作者を突き止めようとする話(出雲夜想曲)、本が書かれようとしている時の話(虹と雲と鳥と)、本が書かれている最中の話(回転木馬)の4部作で構成されています。

どれも独立した話になっていて、関連は「三月は深き紅の淵を」と言う本だけ。
この「三月は深き紅の淵を」と言う本がなかなか魅力的に書かれています。
私のような活字中毒者には、かなり共感させられる話です。

はっ、もしやこの感情が萌えなのか?
#違いますね 😛

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