21世紀少年 (上)
著者:浦沢 直樹
ビッグスピリッツコミックス/小学館
買いました〜。
それにしても……
おまえが俺か………
まぬけヅラだなあ……
聞いたことのあるタイトルだけど…
今更(上)って何だ?
そんなふうに思ってしまいそうな浦沢直樹先生の最新巻、『20世紀少年』の最終章『21世紀少年』をご紹介致します。
紛らわしいタイトルが付いてはおりますが、正しく『20世紀少年』の続きです。
そう、続編とかじゃなくてあくまでも続き!
映画化も決定し、監督には堤幸彦さんが起用されたあの『20世紀少年』の最終章です。
長かったですね〜。
やっと最終章なのですね〜。
連載開始が1999年でしたので、もう9年目に突入した頃でしょうか。
沢山の賞を受賞し、海外でも高い評価を受けているこの作品なわけですけども…。
Amazonでの評価は結構ボロボロ…。
見ると大体が
・最初の頃は面白かった
・展開が遅すぎる
・もう、グダグダ
みたいな感じ。
まあ、わからなくはないですけどね。
そんな感じなので映画版の監督が帯に「おそれおののく内容です。」何てメッセージを添えておりますけど、ぶっちゃけこれでおののく人はおらんでしょう(下巻がどうかはわかりませんが、少なくとも上巻は…)。
しかし!
わからなくはないけど…
信じたい!
浦沢先生得意の焦らしプレイと思いたい!
※変態の発言のように聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません…(多分)
何よりも、ここまで来てまだオチが見えない。
カンナの能力が本格的に活かされていない。
ストーリーの中の未解決な部分がまだ結構ある。
回収されていない伏線がまだまだある!
こういった部分が、そういうふうに思わせるのです。
確かにグダグダに見える状況ではありますが、既刊を読まれている方にはやはり勧めたい作品です。
− おまけ −
まあ、広げた風呂敷畳まずに逃げるとか…。
納得できないオチ(夢オチ等)が用意されているだけかもしれませんけどね。
でも、信じたい!