パンプキン・シザーズ 3 巻

61ED6DVW2EL._SL75_.jpgPumpkin Scissors 3買いました〜。
いや〜、いつの間に出ていたんでしょ。結構好きなんですよ〜、この作品。絵はあんまり上手くないですし、ストーリーの進め方ももう一つ工夫が欲しいなぁ〜等々と、思う所も沢山あったりするのですが、戦車に生身で立ち向かう馬鹿の魅力はそれらを補って有り余る物があります。漢ですロマンです。早く機甲猟兵メロウリンクの DVD 出してくれんかなぁ〜です。
とはいえ、今回の巻はちょっとイマイチ〜(苦笑)。

以下ネタバレありにつき別文。

やっぱこの漫画の見せ場といえば、オーランド伍長がズタボロになりながらも一歩一歩戦車へと近づいていって、0 距離射撃で仕留める無謀かつお馬鹿なシーン(笑)。『死沼へ誘う鬼火』の語りと共に、あらゆる感情を失った兵士が戦車を葬り去る為だけに進むシーンがカッコエエちゅーのに、今回はそれがあんまりありません。いや、一応ハンス相手に少し見せるのですが、自己の犠牲だけでランタンを消してしまうとは何事か〜!!!(ぷんぷん)。あの戦車から搭乗兵を無理矢理引きずり出す為に使っていると思われる巨大ニッパーで、びしびしがつーんと決めて欲しかった(涙)。

まあ、その分アリス少尉の見せ場がカッコ良かったのは良かったんですけどね〜。双剣メーネの設定は馬上でこんなん使うんかい? という気もするのですが、実在の剣なのでしょうか?(結構実在の物が物語の各所に使用されているので、今ひとつ判断が出来ないところですが)。どちらかというと、きちっと訓練した女性等の腕力が華奢な人が、半分遠心力を武器にして堅い敵を打ち砕く武器のようにも見えるのですよね〜、これが。まあ、とにかくアリス少尉まではOKなのです。アリス少尉までは

イカンのは、ステッキン曹長! ダメです。あれはイカンです。物語の雰囲気ぶち壊しです!。
まあ、ああいった和み系のキャラが居ないと、どこまでも重苦しい話になってしまって連載の方が危うい等の理由があるのかもしれませんが、個人的にはまともに戦災を描こうとしているのであるから、もっともっと重苦しく、もっともっとドロドロの物語に仕立て上げていって欲しいなぁ〜と思うのでありんす。

とはいえ、ハンスの居た 908HTT 部隊の最後の描き方は良い感じだったし
その他の実験部隊もこれから出てくるのだろうし
901ATT の過去の話もまだ描いてないし
読むのを辞める事はなさそうですけどね(笑)。

あとアリス少尉の

「やがて失うものに意味がないのなら

 あなたの命もまた無意味でしょう」

のセリフはカッコ良かったね。うん。ぐっと来ました(笑)。

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