なおざりダンジョン
著者:こやま 基夫
CR COMICS/ジャイブ
買いました〜。
そやからな
こいつはウチが倒したということで
よござんすね
よござんすね?
ひっっっっっっっさしぶりの「おざなりダンジョン」シリーズ最新刊ですよ!!!
いやいや懐かしい〜。凄まじく久しぶりのモカ・ブルマン・キリマン3人組に感動ですよ!!!
どのくらい久しぶりかというと、今はなき…というか、そもそも当時から存在を知らない人も多かった学研の出していた「月刊コミックNORA」というドマイナー知名度のあまり高くない雑誌に、1989年〜1996年にかけて連載されていた作品。その後、1997年〜1998年に同雑誌で続編「なりゆきダンジョン」を連載するも、雑誌そのものの休刊(あくまでも休刊)に伴って完結…。それからほぼ8年ほどの沈黙をはさんでの復活なわけです。
ちなみに「おざなりダンジョン」「なりゆきダンジョン」は、「月刊コミックNORA」の中では最長連載の漫画。雑誌が刊行されている間は『マップス』『NERVOUS BREAKDOWN』と列んでNORAの三大看板と言われ、OVA化もされていたくらいの作品なのですが…。それ以外は鳴かず飛ばずな著者なんですよね〜(苦笑)。
そもそも、この人デビュー作は「週間少年サンデー」のグランプリであったにも関わらず、その後の作品を見ていくと…。
おざなりダンジョン 全17巻 学習研究社 Gの影忍 全1巻 BANDAI出版 電子妖精アバタモ☆エクボ 全3巻 アスキー めんたるダイバー 全4巻 アスキー Gの影忍 完璧版 全1巻 メディアワークス アブラ・マンダラ 全4巻 少年画報社 おもかげ幻舞 全4巻 秋田書店 なりゆきダンジョン 全3巻 学習研究社 摩訶娘々 全1巻 アスペクト エンジェルノート 全5巻 集英社 エポキシ 全1巻 ソフトバンク パクリコン 全3巻 秋田書店 TOYBOYバグジ 全2巻 メディアワークス なおざりダンジョン 全1巻 ジャイブ
とまあ、5 冊超えたのが2作品だけ。さらに出版社はてんでバラバラという楽しい経歴の持ち主。
う〜ん…改めてこうして眺めると殆ど持っているなぁ…。そんなよく読んでいる私の評価から言わせて貰えば、まあメジャーにならないのも当然かなと思いますけどね。
でも、そういった作品に目を付けて再び表に出る機会を与えてくれたジャイブさんには感謝ですね!
もちろん、それ以上に再び描く気になった著者には大感謝なわけですけども。できれば中途半端なままの本編の方もきっちり終わらせて欲しいなぁ〜…。
とまあ、前置きが激しく長くなってしまいましたが。
この作品自体は「おざなりダンジョン」よりも時間的には前に位置する話で、モカ・ブルマン・キリマンの3人組が出会った時の話…という位置付けで描かれています。
世界観は、どこまでもゲーム的にアレンジされたファンタジー。主人公の女剣士モカがほぼ最強のキャラクターであるため、アクションシーンは多いですけどもギリギリの戦いとかは殆どありません。また、ストーリーもちゃんと存在しているのですが、いつも主人公達とは関係のないところで話がどんどん進んでいって終わるというのも特徴的です。
今回の「なおざりダンジョン」も、3人組が出会った時の話…という描かれ方の割に、それに関しての見せ場はありません。
これ自体は単発でも読める作品ですが、やはり旧作も読みたくなるのが人間…。その割に、既に再版された一部の話以外手にはいるかどうかわからないということを考えると、旧作を読んでいる人にだけ勧めた方が良いのかな〜・・・とも思うところです。
−おまけ−
というか、私も激しく読み直してぇ…。
◆ k 殿
コメントありがとうございます。
出るとわかった時には私もびっくりでしたよー(笑)。
しかも、この一冊だけかと思ったら 2 巻もでましたしね。
買うという意味では、「なりゆき〜」よりも「なおざり〜」の方を勧めるところでしょうか。
一応「おざなり〜」の前の設定で描かれていますので、謎だった部分に光が当てられています。
特に、最新刊は謎の生物(?)キリマンが主人公ですので、大好きと書かれている k さんにはオススメできるものがあるかもしれません〜(笑)。
面白いかどうかの保証はありませんが…(爆)。
作者的には、このシリーズの世界観がどうも自分の中に存在していて、どうしても書きたい…という感じがあるのではないかと思うところですが…。
まあ、期待せずに気長に読んでいきたいと思っております(苦笑)。
まだ続いていたとは・・・
キリマン・キートンは大好きです。
おざなり〜は全巻もってますが、なりゆき〜となおざり〜を買うかは迷う所ですね。時間たちすぎ・・・。同作者の他作品がぱっとしなかっただけに。
個人的にはモカとモカにラブラブな坊っちゃんがくっついて欲しかったですね〜、でもって最後は家族風景か何かで【fin〜長らくのご愛読ありがとうございました】で終わって欲しかった(笑)。←打ち切りか!?
◆taka 殿
コメントありがとうございます!
いや〜、この作品でコメントがあるとは思ってなかったので、ちょっと驚き & 喜びです。
三人はギルドの用意した人工のダンジョンにチャレンジする過程で出会うのですが、その難攻不落のダンジョンを過去に唯一人完全制覇した人物として、バスター・キートンは1コマだけ回想で登場します(笑)。しかも、何故か巨大なアフロで…(でも、死んだ魚のような目は健在(?)です)。ご存じのtakaさんなら、そこだけでも見る価値はあるかもしれません。
「なりゆき〜」は世界が変わった関係でキャラが一新してしまいましたからね〜(苦笑)。メインキャラよりもサブキャラの魅力が良いとの理由で売れていた「おざなり〜」は、それが原因で人気急落。既に他の看板二枚も連載が終わっていた為、「コミックNORA」自身の休刊もそれが要因…みたいな説もあるみたいですね。
どうもです〜。
「おざなりダンジョン」シリーズ懐かしいですねえ。新刊がでていたとはびっくりです。でも全1巻とは…(笑)。三人が出会ったころの話というと、バスター・キートンは出てなさそうですね…(残念)。
「おざなり〜」も「なりゆき〜」も読みましたが、やっぱり「おざなり〜」が一番面白かったように思います。「マップス」も懐かしいですね…途中で読むのをやめてしまったのですが、また読み直したいです。