RAISE (2)
著者:新谷 かおる
ヤングキングコミックス/少年画報社
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買いました〜。
平和ってのは……
つくづく残酷なものだと思うよ
流された血の上にしか
成り立たないんだから……
『HUNTER×HUNTER』の冨樫 義博先生といえば、ジャンプ掲載時のクオリティと単行本の時のクオリティのあまりの違いから、雑誌で下書きして単行本の手直しで初めて仕上げるなどと言われることのある漫画家ですが、それを本気でやっているのがこの漫画 RAISE です。
どういうことか? YOUNG KING OURs 掲載時の原稿を見て頂ければ、一目でわかります…切なくなるほどに…。
そんな RAISE の 2 巻が遂に発売になりました〜。
雑誌掲載時のあまりの酷さには、「よくこんな状態でも載せるな〜」とか、「大御所になると、何でもありか? こんなのが許されていいのか?」等々強く思うこともありましたが…。こうしてコミックに仕上がったものに目を通すと…
やっぱり面白いわ!
流石です! 新谷節が生きてます!!!
特に、私のようなセリフフェチ人間にはたまらんものがありまして〜。冒頭の台詞も、絞りに絞り込んでの結果であります。この他の候補としては…
運なんか信じちゃいません
普通の人間は普通に生きた延長線上に死がありますが
我々は死の上に生を乗っけて飛んでいるんです
みんな落っことさないように努力します生き残るというのは
運ではなく努力……です
とか
戦場において人間は2種類しか存在しない
すでに死んだ者と、これから死ぬ者だ
とか
対空砲火が終わったら、送り狼の出番だ
ガラスの靴 両方とも放り出して さっさと会場から逃げるのが
賢いシンデレラってもんだぞ
etcetcetc….
あ〜! 辛抱たまらん!!!
正直、挙げ始めるとキリがない感じです。
ストーリーの方はD上陸作戦も完了し、もう少しで終戦…という雰囲気。このペースでいくと次の 3 巻で終わりかな〜………という気もしますが。まあ、最後まで頑張って書いて欲しいものだと思います。
できれば雑誌掲載時もちゃんと描いてな!
戦争モノ…という縛りはありますが、基本的に万人にオススメしたい作品です。