イヌジニン ?犬神人? (1)
著者:室井大資
怪コミック/角川書店
買いました〜。
非常に痛かったので
非常にムカついています
いいですよ、いいですよ! これ。
室井大資先生の妖怪(?)マンガ、『イヌジニン ?犬神人?』をご紹介致します。
この作者。livedoor のデイリー四コマで『妖怪研究家ヨシムラ』という作品を連載しておりまして。
そちらの方は結構ノリが好きなので昔から読んでおり、今回コミックが発売されるのもあって購入に至ったのですが。
こちら『イヌジニン ?犬神人?』の方は、同一の作者で一緒に発売されるのでついでに買ってみるかな〜程度の気持ちで注文致したのですが…
いや〜、面白い!
届いて表紙の画像を見るまではヨシムラと同じギャグ系なのかとすら思っていたのですけどね、
真面目も真面目チョーシリアス!
しかも、ストーリー・キャラ・雰囲気どれもかなり良い感じです。
ハッキリ言ってヨシムラよりも面白いかも…
とまあ、そんな『イヌジニン ?犬神人?』。内容をいつも通り裏表紙から借りてきますと…
古来より。ある神社で汚れた仕事を一手に引き受けていた集団がいる。
死体処理、暗殺、呪術、警備……。
時代は移り、その集団は形を変え現代まで残っていた。
気が澱み、力の均衡が崩れるときに生まれ出でる「怪(け)」。
その怪を人知れず鎮め、社会の表面に出さないようにする組織。
それが犬神人である。
とまあ、こんな感じで毎回発生した妖怪を退治していくという話。
それだけだと在り来たりの設定にも聞こえますが、攻撃の能力を主とした主人公三隅を中心に、
見る専門の能力。聞く専門の能力。そして、話す専門の能力者に別れながら事件を解決していく流れは面白いです。
ちょ〜っとグロっぽい描写もあるので万人に勧められない部分もありますが、
“現代が舞台の伝奇”が好きな人であれば、とりあえず店頭で立ち読みしてみても
損はないんじゃないかな〜っという感じでオススメいたします。