ばらかもん(1)
著者:ヨシノサツキ
ガンガンコミックス/SQUARE ENIX
買いました〜。
登ってみないとわからない
見ようとしないと見えない
こういうジャンルは良いものです。
都会では味わえない田舎特有の雰囲気。
そんな感じのものを味わえる作品『ばらかもん』をご紹介致します。
ちなみに、ばらかもんとは長崎県五島列島の方言で「元気もの」の意味だそうです。
ではまず、いつも通り裏表紙の内容を借りて作品をご紹介致しますと…
とりあえず………
客は玄関から入ってくれ!!
とある理由で、日本最西端の島で暮らすことになった若きイケメン書道家・半田清舟。
慣れない田舎生活を始めた「先生」の前に、天真爛漫な島コドモ・なるが現れて…?
都会育ちのツンデレ先生と、器のおっきすぎる島の人たちが繰り広げる
ハートヒートアイランドコメディ、待望の第1巻!
とまあ、こんな感じ。
ぶっちゃけ、書道以外何の才能もない上に人間的にも全然成長していない主人公が、
自分の知らない世界・自分の知らない価値観に触れながら、徐々に成長していく…
という感じのオーソドックスなストーリーです。
まあ、マンガやドラマではよくあるシチュエーションだし、
のんびりした世界が好きな方にはこれだけでもまったりとしてたまらないものがありますが。
個人的にオススメしたいのは何と言っても…
小さな子供に振り回される大人というシチュエーション!
・・・ロリじゃないよ。変態じゃないよ。
もともとやまむらはじめ先生の描くそういったシチュエーションが大好きな私。
最近先生がそういう作品を描いてくれなくなって飢えていたのもあってか、
久々に見るこのシチュエーションにはビビッと惹かれるものがありました。
まあ、一般にオススメする意味ではやはりスローライフな生き方を楽しむ作品なのでしょうけど…
あと、舞台が作者の出身地というのもあって、田舎描写はなかなかいいものがあります。
実感が込められているっていうの? そんな感じ。
のんびりした世界で見えてくるもの。
のんびりした世界でないと見えてこないもの。
ふと、そんな感じのものを味わいたくなったとき、手にとってみると良いかもしれません。
− おまけ −
ジンベエってなんかカッコイイよね…
絶対似合わないだろうけども、作業着に着てみたいぜ。