カストラート
出演:ステファノ・ディオジニ, エンリコ・ロ・ヴェルソ, エリザ・ジルベルシュタイン
監督:ジェラール・コルビオ
18世紀末のヨーロッパに実在した禁断の声を持つ歌手カストラート、彼らはボーイソプラノを保つために若いうちに去勢されていた。
主人公のファリネッリは3オクターブ半もの声域を持ち、超絶技巧で人々を熱狂させたカストラートの一人だ。
この映画は彼を取り巻く陰謀、政略、裏切りを描く。
現代では失われてしまったカストラートの声を、カウンターテナー「デレク・リー・レイギン」が低音部を担当、高音部は女性ソプラノ歌手「エヴァ・マラス=ゴドレフスカ」が歌い、それをコンピュータで加工合成して創っている。
とにかく、この再現されたカストラートの声が美しい。
もうストーリーとかそんなものはどうでも良くてこの声を聴くためだけにでもこの映画を観る価値はある。
まさに天使の歌声。