蒼のサンクトゥス (2)
買いました〜。
久しぶりの やまむらはじめ作品 ですよ〜。
いや、「カムナガラ」も買ってるのであんまり久しぶりというわけでもないのですが…。そちらはレビューに書こう書こうと思っているウチに書き忘れてしまっていたので、つまり久しぶりなのですよ〜(意味不明)。
良いですね〜、海洋ロマン。
元から何でもあり的な雰囲気の漂いやすい海という舞台に、更に物理法則さえも無視しちゃうような空間を突っ込んだこの作品は、あえて舞台を近未来にする必要があるのだろうかと思うほどの何でもありの世界ですよ(笑)。でもでも、これで良いのです。やまむらさんの作品は、これであってこその作品なのです。
しかし、シチュエーションは今ひとつ…(苦笑)。
まあ、まだ物語の内容が殆ど進んでいない状態で評価を下してしまうのも何かが違う気がするのですが。私がこの人の過去の作品で好きなところと言えば、小さい子供が大の大人を引っ張りまわして色々な事件に遭遇するというパターンのシチュエーション。「龍哭譚紀行」に始まり、「ドライエック」「エンブリヲン・ロード」辺りまで脈々と引っ張りまわされ続けている設定が好きだったのに〜!!!
まあ、物語の中の謎も人間関係も恋愛も、これから解き明かされていくのでしょうけどね。でもこの作者の場合、謎は謎のままに終わってしまうことも少なくないので、油断はできません(爆)。
とりあえず海を舞台にした伝奇もの?
広大な世界設定と、不思議な世界を体験しながら、深い人間関係や生き物との関係を描いている作品が好きな方にはオススメですかね〜。
うーん…わけのわからんオススメですね(汗)。
−おまけ−
うーん…
何か、今までのやまむら作品にはない、女性キャラの“巨”やら“貧”やらの凹凸の表現が妙に強調されているような雰囲気…媚びてるのだろうか?
まあ、あんまり気にしないのでOKなのですけどね〜。