機種:PlayStation
発売日:1996/11/29
発売元:サントス
ジャンル:シューティング
■ガキを使ってまでやる戦争なんざ、ここで終わりにしなきゃダメなんだよ!!
当時の感覚では凄かった気がするけど、今プレイすると「あれ?こんなもんだったかな?」という作品は個人的にいくつかあります。これもそんなゲーム。静止画面はそんなに悪くないんですがね。
ゼビウスのように空中地上、2層打ち分けシステムの2D縦スクロールシューティングです。
売りその1は「エイミングファイア」。ボタンを押しっぱなしにすると自機の前方に照準が出現。照準内の地上物をまとめてロックして攻撃する武器です。
イメージはレイストームの2号機(サンダーレーザー)のロックシステムに近いものがあります。決定的に違う点は 照準を出す → 攻撃開始 の間に時間がかかる(4秒程度)という点。その間は空中ショットが単発になります。地上の敵がカンガン弾を撃ってくる間も、攻撃開始までロックをキープし続けなければならないので使い勝手が悪いです。一旦発射してしまえば次々とMAX数までロックしていけます。
まあ、あまり難易度の高いゲームではないので、簡単にしすぎない意味で意図的に使い勝手を悪くしているのかもしれません。
ちなみに自機には通常地上弾もあるので、無理にこれを使わなくてもゲームは進められます。
売りその2はストーリーと演出。標準で使える機体は4機で、それぞれ別のキャラが搭乗してステージのデモやエンディングが変わります。作戦開始前のポリゴンデモや音声は当時に売りにできるくらいの作りです(あくまでも当時で)。声優陣からして予算もそれなりに使っているようですし、ゲーム中の音楽も良い雰囲気です。
全般的な感想としては、やはりエイミングファイアがイマイチ・・・・に尽きます。
また、地上の敵が撃ってくる弾が認識しづらく知らない間に被弾していることがよくあります。この点も改良の余地あり。欲を言えばボス対戦前のポリゴンデモをスキップできたら良かった(何回も見ると飽きます)。
以上の部分を除けば、普通に遊べるパターン寄りのシューティング。
ということで、
B級シューティングマニア向け。そうじゃない人は激安であれば。