荒野の蒸気娘 (1)
著者:あさり よしとお
GUM COMICS/株式会社ワニブックス
買いました〜。
本当の私は、
こんな姿じゃないっ!
相変わらず、世間の流行を上手に批判し続けるあさりよしとお先生久しぶりの新作です〜。
今回は、明らかに萌えブームを馬鹿にしたちょっと視点を変えた、姉妹のお話。
帯の宣伝文句を借りるならば…
無敵の美少女ロボ姉妹が
旅に出たり、デビューしたり、
修羅場で目覚めたり、
絆を確かめあったり、
体を探られたりする物語を
描いた要脳内補完コミック!
という感じ。
さっぱり意味がわからないように見えるかもしれませんが、読むと非常に納得できます。
舞台は、蒸気といえばすぐに大正時代の延長みたいに判断をするよからぬ美少女ゲームの設定に冒された人が多い中。この作品は、原油が枯渇してエネルギー供給が停止した未来の話。
国が機能しなくなり、都市が無法と化した時…
立ち上がったのが蒸気機関!
でできた、美少女(だと思い込んでいる)ロボット姉妹。
表紙から萌え萌えの話と思った人は裏切られます。
基本的にはどこまでもあさり先生らしい話。まんがサイエンス以外のあさり先生の作品が好きな人であれば、まず楽しく読めるのではないでしょうか。
あと、萌えブームが納得できない…というか、美少女だけを売りにしてクソくだらない本を掴まされて辟易している人は、表紙を我慢して読んでみましょう!
− おまけ −
ただ、やっぱり長続きはしないんだろうなぁ〜。
まあ、あさり先生のこの手の作品はそれで良いと思うのですけどね。