エンブリヲン・ロード?たねのみち 1 〜 7 巻

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エンブリヲン・ロード?たねのみち(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)
著者:やまむら はじめ
GUM COMICS/ワニブックス
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発掘しました〜。

「なんで一気に滅ぼしてしまわなかったんだろう?
 その方が余程

「彼らの適応が人の存在を前提としているなら
 むしろ根絶やしは危険なんだ」

「必要悪だと?」


発掘して久しぶりに読み返しました〜。
いやいや、やっぱヒロインは元気なのに限りますね

ストーリーは近未来の地球。人類が黄昏を迎えた時代。
化石燃料が枯渇し、数世紀の間人類はゆるやかに衰退を続けていた。
しかし、ある時を境に世界中に発生した謎のエネルギー「セフィロト」。
そして「セフィロト」の発生場所に時折生じる異物「オーリオール」。
その「オーリオール」の初の調査隊「アンジェリカ調査隊」は、調査隊長のアスタルテ・アンジェリカの裏切りによって、アスタルテの子供セイ・ユージンを除いて全滅させられてしまう。
背後から撃たれながらも生き残ったセイは、アスタルテの姿を探して旅を続ける

とまあこんな主軸に、セフィロトを独占する企業「メルカバ」の私設軍隊や、メルカバに対抗する組織「アルバタ」。そして、主人公セイに協力するセフィロトの流れを視ることのできる存在「ダウザー」の少女「ホーリィ・フィアンマ」らが絡んできます。

物語の背後に存在するテーマは結構重いものがあるので、万人にオススメという感じの作品ではないのですが。
機会があったら読んで欲しい作品です。

−以下ネタバレありのおまけ−


SF とかには良くあるテーマなのかもしれませんが、人間が地球上における最も進化した生物ではないという設定は、個人的に結構好きなテーマなんですよね。しかもそれが“植物”であり、目的の為に化石燃料を枯渇させて人類のある程度の衰退を招き。新しいエネルギーセフィロトを作り出すことによって人を招き寄せる。魅力的でたまらない設定です!

現実の植物を見ていても、生き残る(子孫を残す)為に長い年月を積み重ねて進化してきた植物は、動物以上の複雑さと、神秘といっても良いような不思議なものがあります。きっと著者も同じ様な感動を持っていて、その想いを作品の中に書き込んだのではないか。『エンブリヲンロード−たねのみち』というタイトルから、そんなものを感じます。

結果的にどうなったのか? という結論があえて語られていない辺りにもどかしいものも感じるのですが、所詮はどの生き物が頂点に立ったところで“自分のみの存在では生きていくことができない”という現実を考えると、結論がないことが一番の結論のようにも思えてきます

まあ、人間にはいつまでも「地球に優しい」とかいう自分勝手な解釈の免罪符を掲げて喜んでいるのではなく。本当の意味での共生というものが何であるのか早く気が付いて欲しいものですね。
私もその人間なんですけど(汗)。

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