東京ゾンビ
出演: 浅野忠信, 哀川翔, 奥田恵梨華, 古田新太, 松岡日菜
監督: 佐藤佐吉
「皆様、伝説のサイコゾンビの噂をご存知ですか?
… まさに サイコガンダム並の強さ!
最強の禿ゾンビ "オハゲゾン" の登場です!」
東京都内にある不法投棄されたゴミで作られた山、通称黒富士。
その黒富士に捨てられた死体が甦り、ゾンビが大量発生。東京中に溢れかえるゾンビ達。
禿のみっちゃん(哀川翔)とアフロの富士夫(浅野忠信)の柔術師弟コンビとゾンビ達の戦いを描く花くまゆうさくの不条理へたうまマンガを原作にした映画。
ゾンビのために壊滅した東京では、生き残った一部の金持ちたちの娯楽として、奴隷ファイターとゾンビを戦わせるゾンビファイトが開催されてます。
後半は、このゾンビファイトをメインに話が進むんですが、出場するプロレスラーとプロレスラーゾンビの名前が…
サンダ対ガイラって、お前は東宝怪獣映画か!
いや、なんて言うか
淡々と進むストーリー
随所に散りばめられた小ネタ
投げやりな主人公たち
と、面白いんだかつまらないんだか分らない絶妙なバランスです。
原作の雰囲気は充分出してて、私は好きだけど万人受けは難しいかなぁ。
さて、このマンガを映画化する際に原作者の花くま氏からあったリクエストはただひとつ。
「柔術指導は俺にやらせろ!」
花くま氏は結構な柔術の使い手らしく、柔術シーンはかなり気合入ってます。
単調になりがちな地味な柔術の試合を、地味に撮影しているところに好感が持てます (^-^)
てなわけで、哀川翔のハゲヅラだけでも一見の価値は有ると思いますが、万人にはオススメできません。
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