機種:SegaSaturn / PlayStation
発売日:■SS版 1997/09/11 ■PS版 1998/07/23
発売元:トレジャー
ジャンル:アクション
■掴んで殴ってカツアゲ
2D横スクロールアクションゲーム。後に同メーカーからリリースされる「斑鳩」の前身とも言うべき属性システムが特徴です。
「元は1つだった世界が、2つの属性に分かれて争い合う」というストーリーに沿って、主人公キャラには赤と青の属性が付いています。右を向くと赤、左を向くと青(特定条件下では反転可能)。攻撃ボタンでその色のショットが撃てます。
当然、敵キャラにも属性があり、
- 同じ色のショットで攻撃 → 攻撃力を奪う
- 違う色のショットで攻撃 → 体力を奪う
というルールになっています。主人公キャラが敵の攻撃を受けた時も同様。敵の属性は色で何となくわかりますし、ボスキャラは登場時に属性が明示されたり、ザコキャラはポーズをかけると属性が確認可能なので、属性がわからないという状況は発生しにくくなっています。(戦闘中に切り替えてくる敵キャラもあり)
アクション面では、掴み・ジャンプ・ダッシュのバリエーションが豊富。操作性も問題無し。ステージ毎にセーブされるのも有難いです。
さすがトレジャーと言うべきか、ガンスターヒーローズ並に掴み攻撃の自由度があります。このゲームでは道中で得られるお金でショットを強化できるのですが、敵を掴んで殴るとお金をカツアゲする(←ゲーム進行上重要テク)のも面白いです。
あと、気になったところでは、
- お金の収集がゲーム難易度を左右する(後半は値段の高いオプションを買えるかどうか)
- 発動すると無敵になるダッシュ攻撃が強く、一部ボスキャラでもハメ殺し可能
というような少し荒削りな部分も見られます。
演出、技術力については2D表現の最高レベルと思いますので、評価の分かれ目は属性システムがプレイヤーの肌に合うかどうかですね。
パッケージはSS版とPS版があり、後に発売されたPS版は新しいボスが追加されています。内容はほぼ一緒なのでお好みで。個人的にはSS版がオススメです。
ということで、
アクション好きならプレイする価値ありです。