真月譚月姫 (5)
作画:佐々木少年
原作:TYPE-MOON/「真月譚 月姫」製作委員会
DENGEKI COMICS/メディアワークス
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買いました〜。
…志貴 もしも、もしもよ
もしも鳥や魚が貴方と同じくらいに知性と寿命があったなら貴方は食べられる?
どんなに知性があっても食べ物は食べ物だって割り切って食べられる?
アルク最高!!!
もう、文句なしにアルクェイド最高です!
何が素晴らしいかって、佐々木少年先生の描くアルク、可愛すぎます。
萌えます、惚れます。
まあでも、その可愛さを醸し出すためのシチュエーション・セリフ云々は奈須きのこ先生及び、武内崇先生の技術の賜物であるわけですが、それを漫画という世界で描くことによってまた味わいが変わってきます。
それは、動きがあるというか…。一枚絵じゃない結果の表情の繊細さがあるというか…。
とにかく良いのです!
ゲームにあった構図や立ち位置等を大きく変えることなく、あくまでも漫画だからできる表現を上手に追加しているが故の成功という感じでしょうかね〜。
佐々木少年先生、実にあっぱれであります!!!
とまあ、だいぶ暴走気味のレビューを始めてしまいましたが…
中身の方も勿論見逃せません。
戦闘描写は他に比べるとかなり少なく、主に志貴とアルクのデートシーンに多くのページが割かれているこの巻ですが。
それ故に描かれている内容には濃いものがあり、最終場面に向けての伏線があちらこちらに仕掛けられています。
終焉に向かうまでの一時の休息。
嵐の前の静けさ。
そんな表現の似合う場面とでも言いましょうか?
TOP に書いたセリフは、そんな平和な場面の中でアルクェイドが何気なく自分の心情を語るために用いた比喩。
個人的には原作のゲーム『月姫』を遊んだ中で、最も記憶に刻まれたセリフだったような気がします…。
さてさて、このペースだと次回が最終巻になるのかな?
楽しみに待ちたいと思います。
原作のゲーム『月姫』を遊んで楽しめた方。
特に、アルクェイドファンの方には強く強く薦めたい作品です。
− おまけ −
でも、ここまで綺麗に物語を描けるのであれば、月姫の他のキャラのルートは勿論の事ながら、歌月十夜とかも佐々木少年先生に是非描いて欲しいものです〜。
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