Vagrant 流行ってますね。
ローカル環境での WordPress の開発でも使用できるので、どんどん使用しましょう。
WordPress のローカル環境で Vagrant を使うのであれば 10up 社が提供してくれている Varying Vagrant Vagrants (VVV) を利用するのが便利です。
インストールするには、以下の URL を参考にすれば良いんですが、ついでなんでやりかた書いておきます。
10up/varying-vagrant-vagrants
前提として git が使用できるようになってないと何もできません。
Mac 環境であれば Xcode 入れて、Homebrew 入れて brew install git して git をインストールしておきましょう。
インストール方法は、そこら中に書いてあるので、ここでは割愛します。
Xcode インストールしただけでも git が付属していますが、Xcode 同梱の git は ver.1.7.x系と古いので、brew から git をインストールした方が幸せになれます。
VirtualBox, Vagrant をインストールする
まずは仮想化環境 VirtualBox をインストールしましょう。
VVV では VirtualBox 4.2.16 でテストしてるから、それをインストールしてねって書いてあるので、そのようにしてください。
ver.4.2.16 をダウンロードする場合は、以下の URL から
Download_Old_Builds_4_2 – Oracle VM VirtualBox
次に Vagrant をインストールします。
以下の URL からダウンロードしてインストールすればおっけ。
http://downloads.vagrantup.com/tags/v1.3.0
インストールが正常に行えたら varant コマンドが使えるようになっているはずです。
vagrant --version
とかって打って、ちゃんとインストールされてるか確認してください。
Varying Vagrant Vagrants から仮想環境を実行する
以下のコマンドで VVV のリポジトリをクローンします。
git clone git://github.com/10up/varying-vagrant-vagrants.git vagrant-local
もしくは zip ファイルをダウンロードして展開しても良いです。
次に cd vagrant-local
で、VVV のディレクトリに入って vagrant up
ってやってからちょっと待てば、仮想環境が起動します。
仮想環境に ssh 接続したい場合は vagrant ssh
で
いま立ち上げた仮想環境を破棄したい場合は vagrant destroy
で
VVV の環境では以下の URL で、Vagrant 上で稼働している WordPress に接続できるようになります。
- http://local.wordpress.dev for WordPress stable
- http://local.wordpress-trunk.dev for WordPress trunk
- http://src.wordpress-develop.dev for trunk WordPress development files
- http://build.wordpress-develop.dev for version of those development files built with Grunt
- http://192.168.50.4 for a default dashboard containing several useful tools
IP アドレスは 192.168.50.4 が割り当てられているので、/etc/hosts に以下を追加してやってください。
192.168.50.4 local.wordpress.dev local.wordpress-trunk.dev src.wordpress-develop.dev build.wordpress-develop.dev
これで http://local.wordpress.dev に接続すれば WordPress が使用できるようになってます。
ダッシュボードにログインするためのユーザーアカウントはデフォルトで admin / password が用意されています。
WordPress のソースはホストマシンの vagrant-local ディレクトリ以下 www/wordpress-default/ をゲストマシンで /srv/www/wordpress-default/ にマウントされてます。
ホストマシンで、ソースを修正すればゲストマシン上のソースも更新されるので開発が簡単にできますね。
インストールされている WordPress は英語版なので、日本語版をインストールし直したい時は vagrant ssh
して wp-cli を使ってやれば良いでしょう。
( VVV には wp-cli や grunt-cli などの便利なツールが最初からインストールされています。)
$ vagrant ssh vagrant@vvv:~$ cd /srv/www/wordpress-default/ vagrant@vvv:/srv/www/wordpress-default$ wp core download --locale=ja --force Downloading WordPress 3.6.1 (ja)... Success: WordPress downloaded.
ざっくりとですが、こんな感じです。XAMPP とか MAMP とか使ってる場合じゃないですね。
追記:
Vagrant について詳しく知りたい人は Vagrant 入門ガイドを読むと良いと思うよ。
Vagrantをはじめてみたい方へ「Vagrant入門ガイド」を書きました – Shin x blog