ぼくらの (3)
作者:鬼頭 莫宏
IKKI COMIX / 小学館
買いました〜。
う〜ん、いいですねいいですねいいですかい?
切なさ大爆発
キテますね〜。
面白いですね〜。
ストーリーは、地球の平和を守る為に、宇宙から来た敵と少年少女が巨大ロボットに乗って戦うというもの。まあ、ここまではよくある設定。戦闘に負けちゃうと、地球が滅びちゃうらしい…というのも、そんなに珍しくない設定。
ここまでいいですか? いいですねぃ?
設定として面白いのが操縦した子供は必ず死ぬって設定。だから、来襲する敵の数だけ生け贄の子供が用意されています。
どうです? 切ねぇですね〜。良いですね〜。
子供故の純粋さ。子供故の捻くれた視点。子供故の諦め…。
何も知らずに熱血漢だけで戦闘に勝利して命を落とす者…。
知らなかった事実。見たくなかった事実を知って絶望しながら命を落とす者…。
両親の代わりに兄弟を支えてきた立場故に、兄弟の為に胸を張って命を落とす者…。
世間に威張れなくとも、常に誇りを持って生きてきた母親を想い。同じく胸を張って死を受け入れる者…。
更に今回は、臆病で逃げだそうとした仲間を殺し。そして、自分が世界を救うのだから…というのを理由に、恨みのある人間を全て殺そうとする者まで現れて凄い状況に!!!
こういう世界観を思い付く事も凄いな〜と思うし、各子供の考え方を上手く描く作者に正直感動です。
う〜ん…どういう方に勧めるべきなのだろう?(汗)
絵は、そんなに極端に好き嫌いの分かれるものじゃないと思います。
とにかく色々考えさせられる…
そんな作品が好きな方にオススメです!
− おまけ −
ただね〜。
「たるたるなるたる」であっさり全滅パターン使った作者ですからねぇ〜
まあ、オチにも期待しながら次の巻を待つとしましょ〜。