機種:PC-Engine HuCard
発売日:1992/03/27
発売元:ハドソン
ジャンル:アクションパズル
■穴は凶器と化す
タイトルの「ロードランナー」部分はファミコン等でおなじみのヤツです。それにバトルが付くとどうなるのか??
マルチタップを使用して最大5人で殺し合いができます。ナイス発想、1本取られたぜハドソン! と叫びたい。
初バトルの来客にも「ロードランナーだから」でだいたい通じるネームバリューもさすがです。
バトルロードランナーを知らない方は殺し方がピンとこないかもしれませんので少し説明します。基本的には穴掘りです。
まず、自分のキャラと他プレイヤーのキャラは当たり判定がありません。ピッタリ重なることができます。
そしてキモになるのが他プレイヤーが立っている真下をいきなり掘ることができるという点です。この仕様の素晴らしさと凶暴性はプレイするとすぐに理解できます。
プレイヤーに混じって敵キャラも出現。
他プレイヤーを殺す手段としては、「埋め殺し」「敵に当てる」の2つで、他プレイヤーの移動位置を先読みして掘ることができるようになると非常に熱くなります。
例えば、他プレイヤーとぴったり重なった状況では、何もしない、右を掘る、左を掘る、右に走る、左に走る、の5択。他プレイヤーが左右に走った瞬間に反応(先読み)して穴を掘れれば有利になります。
また、画面の左右は繋がっています。最下段のブロックも画面の最上段とつながっていて、掘り切れれば画面の上へワープできるようになっている仕様も利用します。
そして更にバトルを盛り上げるのがアイテム。ブロックを掘っていると出現します。病気が伝染すると混乱して爆笑モノです。
・ブーツ → 移動速度が1.5倍になる
・ドリル → 一度に掘れる穴の数が増える
・ドクロ → 病気になり、他のプレイヤーに触ると伝染する。穴が掘れなくなっちゃう病とか、上下左右の操作が反転しちゃう病とか・・・・
・薬 → 病気が治る
ドリルアイテムは凶悪。1つ取ると3ブロック先も同時に掘れる。
2つ取ればさらに5ブロック先も同時に掘れる。
ゲームモードも、サバイバル(1人になるまでバトル)、エスケープ(1個しかない金塊を奪って脱出すると勝ち)、タッグ(2人×2人のチームバトル)、が用意されており趣向に応じて遊べます。
ちなみに、バトルだけではなくて1人用もあります。でも内容はファミコンのロードランナーとたいして変わらないので割愛。
ということで、
接待ゲームはボンバーマンだけじゃない。こいつもお忘れなく!
■智凛
ゲーム機の省スペース性を追求するとソフトより小さくできないわけで。
自分としては本体よりもカードサイズのソフトの大きさが画期的だったと感じるなぁ・・・・。
PCエンジンは
携帯用TVゲーム機じゃないのに本体がコートとかの大きめのポケットに入ってしまうくらいのコンパクトさ!
友達の家に持ち込んでパーティーゲームするなら最高の機械かもしれませんネ