ヒトクイマジカル?殺戮奇術の匂宮兄妹
著者:西尾維新
講談社NOVELS
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買いました〜。
《百万ドルの笑顔、ただしマクドナルド》
かつ
《サマータイム導入、ただし吸血鬼》
かつ
《顔面セーフあり、ただしボクシング》
み・た・い・なーっ!
前回予告した『サイコロジカル〈上〉〈下〉』が結局イマイチだったために(小唄さんは Good なんですけどね〜)、更に一つ飛ばして『ヒトクイマジカル?殺戮奇術の匂宮兄妹』の登場です〜〜〜。
いや〜、しかしこの作品
何で講談社NOVELSなん?
どう考えても、やっぱラノベで出した方が売れるんじゃないかなぁ〜、っと思ってしまうその内容…。なんたって、
やっぱ、キャラの会話が最高!
特に、葵井巫女子・春日井春日・紫木一姫・匂宮出夢・匂宮理澄!
こいつら凄すぎ!!!
いやいやいやいや、面白かったです。
ミステリ的な部分は、相変わらずというか相変わらずなんですけども…。
でも、過去の作品が全て文字通りの“密室”に拘った事件だったのに対し、今回の作品は人里離れたとある研究所を舞台に…。
5 人いたら、翌朝主人公を除く 4 人が死んでた!
という形の、ある種の密室…。これは、なかなか面白い設定だったのではないかと思います。
(まあ、トリックは反則クラスな気がしてしまいますけどね(苦笑))。
何はともあれ、あまりにもキャラの関連が前作から深すぎますので、オススメするのであればこれより前の巻を全て読んでおられる方のみです。興味を惹かれた人は、一番最初の『クビキリサイクル?青色サヴァンと戯言遣い』から読まれることをオススメします。
さて、後残すはこれら一連の全ての作品を“伏線”とした最終章『ネコソギラジカル (上)(中)(下)』のみとなりました。今現在(中)の中程まで読んだ状態ですが、
かなり良い感じ!
既にミステリーモノでもなんでもなくなった感じですが、元からそんな雰囲気の強い作品だけに逆に面白くなっています。余程ラストで失望させられない限り、レビューしたいなぁ〜…とは企んでおりますが、果たしていかようになりますでしょうか…。