さよなら絶望先生 (2)
著者:久米田康治
マガジンKC/講談社
関連記事:さよなら絶望先生 1巻
買いました〜。
絶望したっ
なんでも知らせようとする
通知社会に絶望した!
というわけで、久米田先生の『さよなら絶望先生』の 2 巻の登場です。
いやいや…内容は、前回以上に『かってに改蔵』に近付きつつあるような気がするところですが…。まあ、作者らしいといえばらしい感じでしょうか…。
今回は糸色家の兄弟の名前も判明し、更に訳のわからない世界に誘うような内容になっておりますが。しかしまあ、個人的にはメインとなる部分はイマイチなれども細かいところで笑ってしまう作品。例を挙げるなら…最初に収録されている七夕の話。話自体は絶望先生が『願いなど叶わない!』と豪語しながら、色々な物を短冊として吊すような普通(?)の話であるのに対し、話とは全く関係なくコマの中に吊されている他の短冊には深い意味が込められています。
幾つか例を挙げますと…
安全祈願:JR
忘れてほしい:ピアノマン
都知事:中松
社長:島耕作
のような事が書かれています…。
おそらく、笑えない人にはまったく何が面白いのかさっぱりな部分だと思いますが、この例で迂闊にも“クスッ”としてしまった人は、この本は隅々まで目を通すようにしましょう。
−おまけ−
でも、この 絶望したっ の叫びはちょっと流行りそうな予感・・・ダメかな?