北壁の死闘
作:ボブ・ラングレー
画:井上康彦
「これですべて清算できたわけだ。戦争も過去もヘレーネも…
やっと貸し借り無しで闘えるんだな…」
山岳冒険小説の名作「北壁の死闘」をコミック化した作品。
第二次大戦末期、戦局の打開を計るべくドイツ軍が企てた秘策。
そのために集められた山岳のエキスパートたち。
彼らが挑むのは登頂困難なアイガー北壁。
第二次大戦を縦軸にアルプスで繰り広げられるクライマーたちのドラマを横軸に話は進む。
久しぶりに引っ張り出してきて読みましたが、面白いです。
決して巧いとはいえない絵ですが、妙な迫力があります。
アルプスの山々も美しく描かれ、読み応え充分。
原作ファンの方にもオススメですが、現在では入手困難か?