迷彩都市 (1)
著者:我孫子 武丸/中山 昌亮
KINDAI-MAHJONG COMICS/竹書房
買いました〜。
都内で頻発する連続殺人。 |
その傍らには謎の牌が───。 牌を並べ、何らかのメッセージを 読みとろうとする捜査本部だが、謎は深まるばかり…。 この牌の意味は? そして犯人の目的は!! |
コミック裏表紙より… |
近代麻雀コミックにありがちな無理矢理の設定とご都合主義の展開丸出しの作品ですが…。
いやいや、どうしてどうして。なかなかに面白いです。
さすがは「かまいたちの夜」のシナリオ担当が書く話という感じでしょうか。
また、中山先生の描く実に人間くさいキャラクター達も非常に良い雰囲気を醸し出しています。
個人的に、年数だけはえらく長い麻雀歴を持っているわりに牌譜を見ての勉強とかをまるでやったことのない不勉強極まりない私ですが、この作品に関しては推理の最重要キーワードという意味で牌が登場しますので、どうしても注目せざるを得ません。
その結果、確率論をメインとする麻雀の世界も突き詰めればここまで先が読めるんだ! という新たな驚きもありました。
いやいや、なかなか勉強にもなります。
一応次の巻で完結予定の作品のようですが、もう一発くらいのどんでん返しを期待していても良いのではないのかなぁ〜〜〜という雰囲気に、正直期待が高まっております。
麻雀がわからない人には勧められないのですが、麻雀を知っていて、過去の中山先生の作品が好きな人にはかなりオススメしたいと思います。
− おまけ −
まあ、何はともあれ…
「リーチ一発ツモメンチン…ギリギリだけど一応逆転…かな?」
といって、九蓮宝燈 をあがるウンジャク先生に萌えましょう!