λに歯がない

51XHRJY4HCL._SL75_.jpgλに歯がない
 著者:森博嗣
「すべては、イメージだ。生きていることも、生きているとイメージしているだけだ。
死んでいる状態も、生きているものが、死んでいるとイメージしているだけだ。

密室状態の研究所で発見された4つの歯を抜かれた銃殺死体。
それぞれのポケットには「λに歯がない」と書かれたカードが。
犯人の逃走経路は?そしてカードに記された文字の真意は?

Gシリーズ5作目、西之園嬢はでずっぱりです。
ますます影が薄くなる海月君。
そして、やっと登場。保呂草さん。
トリックは久しぶりの大仕掛けです。
もちろん、犀川先生は早い段階で気づいてました。

Gシリーズは単体では評価しづらいですねぇ。
一つ一つの事件の裏で動く真賀田博士と、そのトリマキ連を想像しながら読み進むのは楽しいです。
評価はシリーズ終了後に総括して行ったほうが良さそうです。

なので、S&Mシリーズ、Vシリーズ、Gシリーズを読んできている人にしかオススメできかねます。

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λに歯がない」への2件のフィードバック

  1. をかもと 投稿作成者

    taka さん、どもです。
    「人に歯がない」の方が、なんとなく意味が通じますね。

    Gシリーズは、事件に必ずギリシャ文字のメッセージが関連しているのですが、それぞれの事件は独立していて、関連が無いように見えます。
    次回作は「η(イータ)なのに夢のよう」

    返信
  2. taka

    どうもです。
    λを人と読んでしまいました。最近本当に目が悪いな、と思います。

    返信

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