未来日記(1)(2)
著者:えすの サカエ
角川書店
買いました〜。
ユッキーを殺す者はァァァァ!!! |
全て死ねばいいんだああ!!! |
アイデア Good !
まず、1 巻の裏表紙を借りてストーリー解説を…
天野雪輝は、日記が趣味の中学生。ある朝彼は、未来の自分の日記が携帯に打ち込まれているのを見つける。だが読み進めた彼が目にしたのは自らの「死」の記述。彼は知らぬ間に、未来の日記を巡るサバイバルゲームに巻き込まれていたのだ…。敵か味方か、雪輝を狙うストーカー少女・油乃を交え、未来予知能力者 12 人による殺人ゲーム勃発!
とまあ、こんな感じな訳ですけども…。
背景とかそういうのはどーでもいいわけで、やはり…
未来予知能力者同士の殺し合い
この設定に面白さは集約されるのではないかと思います。
まあ、単純に予知能力という意味だと「誰もが誰一人殺せないんじゃない?」という気がしてくるところですが、その辺も設定が上手い。あくまでも日記形式で未来が書き込まれ、また人によって日記に特性がある為、それを上手く利用しないとどんどんと書き変わっていく未来に対応することができず、負けを引くことになります。
現在 2 巻にして、まだ半数の未来予知能力者が姿すら見せていない状態。
今後の展開に期待です。
絵柄はたまに構図が崩れたりもしますが、基本的にはそれなりの技術があります。ただし、結構壮絶な表現がストーリー上あったりもしますので、人がばたばたと死んでいくのが苦手な人にはオススメできないかもしれません。あと、流石にちょっと無理のある設定故に、既に破綻している部分もなきにしもあらず…。重箱の隅を突くようなツッコミを好む人にも、ちょっとオススメできないかなぁ〜。
− おまけ −
個人的にオススメするポイントとしては、設定と同じくらいにヒロインのキレっぷりが気に入っております。
とにかくキレてます! もう、何て言うか…最高!
言葉ではなかなか語り尽くせないものがありますので、興味のある方はまず立ち読みでも〜。
ただ、ヒロインに全て任せすぎな感じもちょっとなぁ〜。