フランケン・ふらん(1)
著者:木々津 克久
チャンピオンREDコミックス/秋田書店
買いました〜。
術式を開始する!!!
新感覚メディカルホラー登場!
とまあ、そんな感じに銘打たれたちょっと珍しい感じの作品『フランケンふらん』をご紹介致します。
物語は医療技術に長けた少女「ふらん」が、手術を通して人助け…らしき事をしながら色々な人間模様が発生するという感じの、一話読み切り型の物語。
喩えるならば、ホラー・グロ描写を含むブラックユーモアたっぷりの『ブラックジャック』という感じでしょうか?
まあ、相変わらず喩えが下手なのはデフォルトなのでお許しください…。
この作者…。前の作品『おどろ』の時に、ホラー描写やグロ描写が上手いな〜と思いながら、後半になるとあまり上手くない恋愛描写によって残念な結果になっていたので、今回の題材はなかなか良いんじゃないかな〜と思います。
何よりも、萌えキャラと言っても通じるんじゃないかと思われるような主人公ふらんのデザインをしておきながら、やることといえばグロばっかり。
登場する患者に至っては…
- 頭が人間、胴体が芋虫の少女とか…。
- 身体が無限に増殖し続ける奇病とか…。
- 頭足類ならぬ頭手類人間とか…。
うん、良い感じ(はーと)。
結構良い感じ(?)のグロ描写作品ですので、その手のが苦手な方はやめておいた方がいいです。
あと、まともな医療・人情マンガじゃありませんので、『ブラックジャック』を喩えに出してはいますが、その同系を期待してはいけません。
どちらかというと、『笑うセールスマン』みたいなブラック系が好きな人にオススメですかねー。
一般ウケしない作品かもしれませんが、頑張って欲しいものであります。