ラヴァーズ・キス コメントを残す ラヴァーズ・キス (1) (2) 著者:吉田秋生 6人の高校生たちの恋愛模様を、主人公の視点を変えながら描いた連作短編です。 同じ時間軸で起こっている話を視点を変えて描くことによって違う意味を持たせていくストーリー構成の妙には唸らせられます。 意味不明な行動をしているかに見えた人物の行動が、視点を変えることによって理解できるようになり、最後には全てが必然であった事がわかる。 さすがです。 吉田秋生と言えば BANANA FISH や YASHA などの長編も良いですが、私はこちらの方がお薦め。