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煉獄のエスクード〈3〉RHYTHM RED BEAT BLACK

41VWRRDHF0L._SL75_.jpg煉獄のエスクード〈3〉RHYTHM RED BEAT BLACK
著者:貴子 潤一郎
イラスト:ともぞ
富士見ファンタジア文庫
関連記事:煉獄のエスクード RAINY DAY&DAY

買いました〜。

『わたしが献上品ですって? ふざけんじゃないわよ、

あのクソババア』

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煉獄のエスクード RAINY DAY&DAY

414P349BN2L._SL75_.jpg煉獄のエスクード RAINY DAY&DAY
著者:貴子潤一郎
富士見ファンタジア文庫

随分前に買いました〜。

いやぁ〜、久しぶりの小説レビューですよ!
そして

待ちに待った貴子潤一郎作品ですよ!

いやいやいやいや
待ちに待った割りにはレビュー遅いな〜とか、
もうすぐ次の巻も発売されるんだなぁ〜とか言わないでください〜。
ど〜も、いろいろあって読めない時期があるのですよ(涙)。

ストーリーは、扉のところの文章を引用するなら

「それの解読のために、何人もの人間が発狂し、命を失った」
 フランスの古書店で発見された一枚の紙片。それには呪われた文字で“扉”の場所が記されていた。
「やつらは人の肉を喰らい、血を啜る」
“扉”−それは魔界とこの世を繋ぐ門。その封印が破れた時、世界は“魔族”に蹂躙され地獄と化す。
 退魔の妖剣ブラディミールに選ばれてしまった少年・深津薫は、教皇庁の影の組織エスクードの一員となり、“扉”を封印する力を持つ美少女“レディ・キィ”の護衛の任務につくことになる。
「やつらにレディ・キィを奪われてはならない。護れない時はおまえが彼女を殺せ」
 17歳の少年に託された残酷な使命……。だがそれは、薫の長い闘いの始まりにすぎなかった−。

とまあ、こんな感じの物語。

とにかく

  • 設定の上手さ
  • どんでん返しの見せ方
  • 物語の残酷さ

どれをとっても最高です!
もう本当はバリバリ書きたいのですが、どう書いてもネタバレになりますし。本当にこれは読んで確認して欲しいので、今回は我慢します!

伝奇モノ・残酷な展開・裏切り
この辺のキーワードにビビっと来る人は、是非手にとってみてください。

− おまけ −
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12月のベロニカ

だい〜ぶ前ですが(汗)。51T6GC9QZHL._SL75_.jpg12月のベロニカ買いました〜。
これ、えぇ〜話なんですよ。面白いんですよ。
未だに『ライトノベル』の枠組みがイマイチよくわかってないので、これがラノベになるのかそうでないのかの判断がよくわからなかったりするのですが、出版社的にはラノベとして扱ってもいいのかな。ファンタジア長編小説大賞の第14回大賞をとった作品らしいので、そういう意味でもラノベに近い位置づけのように思えるのですが。これが、そんなもんじゃないのです! 練り上げられたストーリーと、考えられた演出効果。他のラノベにはない面白さがあるのです!
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眠り姫

21XPYBWCZZL._SL75_.jpgというわけで、ちょっと予告した眠り姫です。12月のベロニカの貴子潤一郎氏の短編集です。
表題作の『眠り姫』は、『12月のベロニカ』の外伝的な位置付けの作品です。しかし、時代も世界観も異なる現代に、主人公とヒロインの立場、そしてシチュエーションだけを持ってきて外伝という形にするやり方は、今までに見た事が無くとても新鮮でした!!!

というか! 実は、私はこの短編の方からはいっちまったんですよねぇ〜。失敗した(涙)。まあ、でもシチュエーションメインなので、そんなに『12月のベロニカ』のネタばらしにはなってないんですけどね。どちらかというと、一緒に納められている『さよなら、アーカイブ』の方が、ネタばらしチック。でも、これを読んでいたから『12月のベロニカ』でヒロインが叫んだ瞬間に全てを把握できたのもあるのかもしらんびみょ

とはいえ、この作品を奨めるのはそこらへんの話ではありません。ちょっぴりえっちぃなホラー『汝、信心深き者なれば』でも、よくわからない SF 『水たちがあばれる』でもありません。
『探偵真木シリーズ』これです! 最高です! これだけで、新しく書いて欲しいです!

もぉ、この作品に関しては私の貧困な語彙力では語りません。いや、語れません。読んでくらさい。
まあ、あえて真木の言葉を借りるならば
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