煉獄のエスクード RAINY DAY&DAY
著者:貴子潤一郎
富士見ファンタジア文庫
随分前に買いました〜。
いやぁ〜、久しぶりの小説レビューですよ!
そして…
待ちに待った貴子潤一郎作品ですよ!
いやいやいやいや…
待ちに待った割りにはレビュー遅いな〜とか、
もうすぐ次の巻も発売されるんだなぁ〜とか言わないでください〜。
ど〜も、いろいろあって読めない時期があるのですよ(涙)。
ストーリーは、扉のところの文章を引用するなら…
「それの解読のために、何人もの人間が発狂し、命を失った」
フランスの古書店で発見された一枚の紙片。それには呪われた文字で“扉”の場所が記されていた。
「やつらは人の肉を喰らい、血を啜る」
“扉”−それは魔界とこの世を繋ぐ門。その封印が破れた時、世界は“魔族”に蹂躙され地獄と化す。
退魔の妖剣ブラディミールに選ばれてしまった少年・深津薫は、教皇庁の影の組織エスクードの一員となり、“扉”を封印する力を持つ美少女“レディ・キィ”の護衛の任務につくことになる。
「やつらにレディ・キィを奪われてはならない。護れない時はおまえが彼女を殺せ」
17歳の少年に託された残酷な使命……。だがそれは、薫の長い闘いの始まりにすぎなかった−。
とまあ、こんな感じの物語。
とにかく
- 設定の上手さ
- どんでん返しの見せ方
- 物語の残酷さ
どれをとっても最高です!
もう本当はバリバリ書きたいのですが、どう書いてもネタバレになりますし。本当にこれは読んで確認して欲しいので、今回は我慢します!
伝奇モノ・残酷な展開・裏切り…
この辺のキーワードにビビっと来る人は、是非手にとってみてください。
− おまけ −
しかしね〜。あとがきで著者は…
正伝 6 冊、続編 6 冊、外伝 6 冊の計 18 冊…
とか書いておるのですけどね、この著者の筆の速度では…
到底無理なのではないかと!
そればかりが非常に心配であり…。少なくとも…
中途半端なところでやめるのだけは勘弁して〜!
と、強く願わずにはいれません・・・。