MASK DE 41
出演:田口トモロヲ, 松尾スズキ, ハヤブサ, 筒井真理子, 伊藤歩, 蒼井優
監督:村本天志
リストラされた忠男(田口トモロヲ)が、学生時代のプロレス同好会の仲間(松尾スズキ)と共に、退職金を元手にしてプロレス団体を旗揚げする話。
妻(筒井真理子)はお花の先生と不倫中、長女(伊藤歩)は男と駆け落ちし、次女(蒼井優)は高校には行かずアメリカにダンス留学すると言い出す。
分かれた前妻との間には息子がいて、彼の養育費も払わなければならない。
全編に渡って流れるメキシカンテイストなBGMも切なさを盛り上げます(T-T)
ちょっとエピソードを詰め込みすぎな感じもしますが、骨子は至ってシンプル。
とにかくプロレス好きのオヤジがプロレスをする話。
そこにオヤジの悲哀、家族崩壊→再生をエッセンスとして混ぜ込んであると思っていただきたい。
プロレスとオヤジと言う日本の2大哀愁アイテムをぶちこんだ、この作品が面白くならないわけがありません。
そして特筆すべきは、この映画に出演するためにアニマル浜口にレッスンを受け、ウェイトを13.5kgも増やして臨んだ田口トモロヲの役者魂!
ラストでは彼が本物のレスラー(ハヤブサ)の技をきちっと受けます。
このシーンだけでも、涙が滂沱として流れること必至。