電脳戦機バーチャロン

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機種:SegaSaturn
発売日:1996/11/29
発売元:セガ
ジャンル:対戦アクション

■10年の進化は

アーケード版の初代バーチャロンが発表されてから10年が経過しました。サターン版に関してはAmazonで1円という究極値札が付くように金銭的価値は無くなっています。
まあしょうがないのですけど、数年ぶりにアーケード版をプレイする機会があったので棚からひっぱり出して遊んでみました。
全体的なデキは30fps程度にゲームスピードを落としたり、解像度を妥協しながらもサターンの処理能力で雰囲気を伝えようとがんばっていると思います。

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さて、個人的に対戦格闘ゲームはほぼ遊ばなくなっている今までで、バーチャロンシリーズ(初代とオラトリオタングラム)はかなりやりこんだ記憶があります。
操作こそレバー2本で特殊ですが、対戦ゲームとしての原理は2D対戦格闘のように「相手が技を出した後の硬直を狙う」が基本です。3Dになることにより移動空間が前後左右と上下(ジャンプ)に広がり、ダッシュボタンで高速移動が行えます。移動の自由度が上がると相手を捕捉しにくくなる点のフォローとして「ダッシュ攻撃やジャンプを行うと自動的に相手を捕捉する」というアイデアが秀逸です。相手を見失うことなく空間を生かしたスピーディな戦闘が行えるようになっています。相手との距離が近くなれば自動的に近接格闘モードになり、ビームソードで斬り合う。
後のオラトリオタングラムでは追加要素がかなり入っているにしても、1on1の基本システムは初代で完成されているように思います。
このあたりは最近のシリーズ対戦作品(機動戦士ガンダムSEED 連合vs.ZAFT)まで何かしら影響を与えているのではないでしょうか。

ちょっと話が脱線します。初代バーチャロンはサターン版だけでなくPC版もあります。(所有しています)
こちらもかなり昔に出たものでWindows2000/XPには正式対応していません。XPで動作させるには色々問題があります。しかしながら内容的には、60fps動作可能、VGA対応、高性能ビデオカード不要、通信対戦可能とサターン版より格段に良いデキになっています。サターン版と同じく市販のゲームパッドで操作可能です。
で、思うのがこれをベースにして最近のハードで移植なりリメイクなりで出ないかなあ、という事です。当然、通信対戦サポートで。(オラタンはツインスティックでないと操作し切れないので、標準パッドでこなせる初代の方が良いのでは)
WindowsXP対応版や通信環境に強いXbox系でしたら結構遊べるんじゃないかと思います。

ということで、

セガさん、初代バーチャロン復活よろしく!!

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