鬼ごっこ (1)
著者:黒柾 志西
REX COMICS/一迅社
買いました〜。
兄さんに手ぇ出したら痛くて臭くて香ばしいことするわよ?
ど〜も、どこかで見たことある絵だなぁ〜…
と思って表紙買いして、やっと最近になって読んだ作品
「鬼ごっこ」のご紹介です。んで、何処で見た絵なのかを調べてみたら、そーだそーだ!
元エロマンガ作家の人だよ、この人!
ホント最近、エロマンガから一般誌へと移ってくる人増えましたよね〜。
いやいや、それ自体は良いことだと思うのですよ。
エロマンガだって漫画のウチ!
ストーリーのセンスも十分に持ちながら、エロマンガ界の「1 話の中に○ページは絡みシーンを入れろ!」という縛りに逆らえず、その能力を十分に活かしきれない作家さんもおられますからね〜。
どこぞの人の褌使いまくって、おまけに脱税までしている人に比べると全然健全…というか、比べる方が失礼ですね。
話が逸れました…。
さて、この「鬼ごっこ」ですが。いつも通り裏表紙のあらすじを借りて説明すると、
源頼子はある日突然“異形の者”に襲われ瀕死の状況になる。
窮地を救ったのは、クラスメイトである綺燐とその兄の虚颯であった。
しかし、その出来事が嘘であったかのように自室で目覚める頼子。
夢だと言い聞かせ多少の違和感を覚えながらも、いつもどおりの生活を送ろうとするが、すでに前日までの“それ”とは異なっていた…。
再び、頼子を狙う“異形の者”! それを阻止せんとする、綺燐と虚颯の狙いとは!?
「継ぐ者」と呼ばれる力に惹かれ、戦いの幕は開く!
うん、全然意味わかんないですね。
これだけ解りにくいあらすじを見るのも久々な気がします。
まあ、そもそも 1 巻のあらすじを書くのは結構難しいし。
正確な文章など書けてなくても、見て興味を持たせて買わせたら勝ちみたいな目的しかないのだから仕方がないとも言えますけどね。
また話が逸れました…。
まあ、内容はといいますと、さすが元エロマンガ作家と言いたくなるような演出及び描写です。
大体雰囲気が伝わるでしょうか?
それぞれのキャラがどうにも媚びちゃってるな〜という印象。
また、普通妖怪漫画では不気味な姿で描かれる餓鬼の存在も、物凄く可愛く描かれている辺りなど媚びちゃってるな〜と思わずにいられません。
巨乳でヨワヨワな主人公源頼子。
胸に巨大なコンプレックスを持ち、ブラコンで人間大嫌いの綺燐。しかもツンデレ。
無口な美少年虚颯。
頼子の乳を揉むのが生き甲斐の親友理緒ちゃん。
猫耳人間に変化できる野良猫又シノちゃん。
ロリコンコスプレの敵側の悪魔シルヴィ(仮名)。
BL 属性の名前も不明な敵側の少年。
・・・・・ね? 媚びてるでしょ?
でもまあ、話の方はまあまあそれなり。
綺燐と保健の先生の掛け合い漫才も面白く、セリフ回しもそれなり。
なによりも、本当は強い主人公をそんなに強くないヒロインが守るというシチュエーションはなかなか面白いものがあります。媚びの臭いも感じますけど…。
これからの展開次第では、結構面白くなるのではないでしょうか。
それ故に、ちょっと続けばアニメ化の可能性も大かなぁ〜。
(出版が一迅社なので、ちょっとわかりませんけど)
というわけで、媚びシチュエーション大好きな人にはオススメ!
そんなでもない人は、まず立ち読みからがよろしいと思います。
− おまけ −lain でもあったけど…。
綺燐の髪飾りがどこから見ても同じように見えるって、何か凄いですよね…。