容疑者Xの献身
著者:東野圭吾
「この世に無駄な歯車なんかないし、その使い道を決められるのは歯車自身だけだ、ということをいいたかったんだ」
ある母娘が犯した殺人事件。
その母娘の隣人である天才数学者石神は彼女達を守るため、完全犯罪をもくろむ。
石神の同窓生でもある湯川は果たして真実に迫れるか?
探偵ガリレオシリーズの湯川助教授が活躍する長編。
犯人と犯行現場は最初に開示されているため、読者に求められるのはハウダニット。
というか殺害方法と殺害現場も提示されているので、石神がどうやって隠蔽しようとしたかの謎解き。
天才vs天才って設定に弱いですね。クラクラしてきます。
映画化も控えているので詳しく書けませんが、これは面白いですよ。
って言うか、展開的には地味な話なので映画化も非常に気になりますね。
TVドラマ版最終回のレッド・マーキュリーのようなトンデモ展開になりそうな要素は有りませんが、そんな飛び道具を追加してくるかも。
# 残念な結果にならなければ良いですが…
映画化の際は、原作に忠実に丁寧に作っていただきたい。
hi-chan どもです。
ヨメも泣いたと言っておりました。私は泣けませんでしたが、話的にはグッとくるものがあります。
原作が地味な展開だけにサービス精神を発揮して、おかしな方向に行ってしまわないことを願ってやみません。
この本、面白かったです!ラストの方、泣いてしまって、自分でびっくりしました。
石神役が堤真一さん、母役は松雪泰子さんという噂を聞きましたが・・・まだ正式発表はないですよね?イメージは違うんですが、まぁ期待してます。
レッドマーキュリーもどきは勘弁してほしいですが(笑)、確かに地味ですよね。どうやって映像化するのか楽しみです。