鹿男あをによし

鹿男あをによし鹿男あをによし
 著者:万城目 学

「奈良の人間は、鹿に乗るんです」
「ば、馬鹿を言え」
「最近は少なくなったけど、今でも奈良公園や春日大社の近くに住んでる人は、近くのスーパーに行くときは鹿に乗ります」

奈良の女子高に産休の代用教員として赴任してきたオレが出会った中年声で話す雌鹿。
彼?に依頼されたお使いが、実は日本を災害から守る大事な役目だったとは

どことなく「坊っちゃん」風の登場人物たちと主人公が織り成すゆる〜いファンタジー。
歴史ネタや日本神話ネタを散りばめつつ構成されたストーリは、先が読める展開だが、それがまた妙に心地よい。
玉木宏主演のドラマ版は見ていなかったのだが、ヨメが録画していたはずなので時間があるときに見てみよう。

鴨川ホルモーがお嫌いで無い方にはオススメ。

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