黎明の双星〈1〉〈2〉〈3〉
著者:花田 一三六
C★NOVELSファンタジア/中央公論新社
買いました〜。
「結局、僕は、君に引き金を引かせてしまうのか」
「十六年も抑えつづけりゃ十分さ」
ひさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜し振りの、花田先生の作品です〜。
どのくらい久しぶりかというと、『東京九龍城?レイジング・ブレード 1 巻』が出てから既に 4 年といったところでしょうか…。
しかも、東京九龍城は 2 巻でてねーし!
すっかり作者の存在自体を忘れている中、偶然見つけてやっと読み終わったという感じでしょうかね〜。
ストーリーは、「アイルランド独立史」をモチーフにした架空世界の独立運動に携わった男女の話。
『野を馳せる風のごとく』のようなスピード感溢れる作品じゃありませんが、花田節とでも言うべきカッコ良い描き方は健在です。
ラストの方の展開の早さは、ちょっと失敗というか引っかかる感じはありますが…。でも、逆に「聖女祭蜂起」からの戦闘の描写が素晴らしいので良しとしましょ〜。
世界観は架空ですが、歴史物が好きな人であればすんなり読めるのではないかと思います。
− おまけ −
とはいえ、次はまたダリウスが登場するような戦記物を書いて欲しいなぁ〜。