深泥丘奇談
著者:綾辻 行人
この世には不思議なことなど何もない—とは、おそらく今この国でもっとも有名な古本屋の決め台詞だが、本当にそうだろうか、と近頃しばしば思うようになった。
晩春の黄昏時、語り手である作家が眩暈を覚えて入った深泥丘病院。そこで出逢った医師・石倉(一)〜(三)と看護師・咲谷。
語り手と彼らとの間に起きた不思議な出来事をつづる連作短編集。
- 顔
精密検査のため、短期入院した病院内で奇怪なモノを目撃する - 丘の向こう
深泥丘の向こう側、語り手が知らなかった"Q電鉄の如呂塚線"を走る奇怪なモノ - 長びく雨
長雨が続くと良くない事が起こる - 悪霊憑き
ソトト・ダゴンなど、クトゥルー神話っぽいフレーズが散りばめられた本格推理 - サムザムシ
歯科治療に対する生理的恐怖 - 開けるな
最後のドンデンが楽しい - 六山の夜
五山の送り火を舞台にした幻想の夜 - 深泥丘魔術団
秋祭りの夜に病院で開催される奇術ショー - 声
自宅周辺に出没する謎の生き物
強烈に怖いホラーではありませんが、どれも雰囲気があって良いです。
クトゥルー神話や、ドグラ・マグラ好きにはオススメできるかな。
ごきらくさん、どもです。
これ良いですよ。
強烈に怖くは無いんですが、クラクラするホラーです。
これは興味あります、図書館で借ります 😯