スカイ・クロラ The Sky Crawlers

押井守ワークス+スカイ・クロラ The Sky Crawlers (別冊宝島 1546 カルチャー&スポーツ)映画「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」
 声の出演:菊池凛子, 加瀬亮, 谷原章介, 栗山千明
 監督:押井 守, 原作:森 博嗣

「いつも通る道でも違うところを踏んで歩くことができる
いつも通る道だからって、景色は同じじゃない」

戦争請負企業によって行われるショーとしての戦争。
戦闘機パイロットはキルドレと呼ばれる怪我でしか死なない子供たち。
かつてのエースである司令官 草薙水素(クサナギ・スイト)と、現在のエースパイロット 函南優一(カンナミ・ユーヒチ)の物語。

観てきました。
一応、ストーリーは原作どおり進んでいるのですが良くも悪くも完全に押井守作品になってますね。
この際、原作のことは忘れて観ましょう。
#しかし、原作未読だと分かりにくいところも無きにしも非ず。

ティーチャの圧倒的な強さを見せつける冒頭の空中戦のあと、函南が赴任。
いきなり、ササクラが女性になってて面食らいます。あえて女性に変更した意図がわからない。
あと気になるのが、菊池凛子(クサナギ)の声。なんで、あんなに棒読みなんだろう。
谷原章介(トキノ)と栗山千明(ミツヤ)は良かったです。

空中戦は確かにカッコ良いんですが、「ショーとしての戦争」を強調したいなら、もっと音の無い軽やかな戦闘シーンにした方が良いと思われ。
個人的には原作の空中戦で受けるイメージは音が無い。
まぁ、一原作ファンとしては気に食わんところは多々ありますが、そこはそれとしましょう。

誰にオススメすれば良いのかわからないが、押井守ファンにはオススメなのだろうか?

スカイ・クロラ The Sky Crawlers」への7件のフィードバック

  1. ピンバック: M’s Life 2 » スカイ・クロラ

  2. をかもと 投稿作成者

    凍耶さん、はじめまして。

    その後の水素とフーコの対比からすれば、大人になれない女と、女としてしかかかわれない女、そして大人になってしまった女の対比としては、成るほどと思わせる設定かも知れません。

    うーん、しかし対比役の大人の女性としては、原作には甲斐が居るわけで。
    ササクラを、わざわざ女性にする必要も…

    読んだことに人にとっては、最初の1時間は意味不明の苦痛に感じる映画かも知れません。

    一緒に見たヨメが、まさにその置いてけぼり状態でした。

    返信
  3. 凍耶

    はじめまして。

    映画のササクラが女性に変更されている点について、確かに最初は違和感を感じました。
    本当に最初のササク登場のシーンで、「あれ、女の人だっけ?」と思いました。
    でも、その後の水素とフーコの対比からすれば、大人になれない女と、女としてしかかかわれない女、そして大人になってしまった女の対比としては、成るほどと思わせる設定かも知れません。

    見ものとしての、戦争。
    と言うのなら、確かに戦闘シーンは派手に出すべきかも知れません。
    ショーとしての戦争としては、文字としてではなくその世界に生きる人間にとっては映像として流れるのですから、確かに見世物として音楽も演出としてありなのではないかとおもいます。
    個人的には、どちららかというともう少し長めの戦闘シーンがあったほうが『見世物』としての『戦争』が見えやすかったようなカンジがします。
    前半のシーンは軽く、後半ティーチャーが出てくるシーンは「父親」としての背中位は見せておいたほうが良かったのではないか(あまりにも、ティーチャーが漠然としすぎてて、もうすこし人間として、『大人』の『男』として出てきても良かった)と思います。
    実際、映画を見た感想としては、良くも悪くも押井守作品。特に、キャラクター一人だけの沈黙シーンと、空中戦のカメラワーク(と言うのでしょうか?)は素晴らしいとしか言えません。
    原作を読んだ人には、それなりにオススメ。
    読んだことに人にとっては、最初の1時間は意味不明の苦痛に感じる映画かも知れません。
    長々と個人的な感想を語りまして、大変申し訳ございせん。

    返信
  4. をかもと 投稿作成者

    みなみさん、はじめまして。

    なんの知識もなく偶然にGHOST IN THE SHELL攻殻機動隊を見て
    その続きが気になってみてみた。子供の姿をもらったスイトはいるけど、続きって
    わけではないらしい(わかってない(笑))。

    残念、攻殻とは全く別の話です。あちらの草薙少佐のフルネームは草薙素子。
    同じ押井監督なので、誤解しやすいですね。
    押井監督の攻殻機動隊の続きは、「イノセント」になります。

    タバコと酒と女とどうしようもないキモチのループ

    映画版は、キルドレの宿命がループモノに仕立て上げられてしまいましたね。
    原作は、シリーズ通しての主人公はカンナミではなく、クサナギ。
    純粋に空を飛んでいたいだけのクサナギとそれを許さない企業側の思惑とか、ティーチャとクサナギの愛とかそんな感じです。

    ハードカバー版の装丁の美しさと、詩的な文章の美しさに定評があります。(主に私の中で)

    返信
  5. みなみ

    はじめまして、みなみです。
    わたしは、なんの知識もなく偶然にGHOST IN THE SHELL攻殻機動隊を見て
    その続きが気になってみてみた。子供の姿をもらったスイトはいるけど、続きって
    わけではないらしい(わかってない(笑))。タバコと酒と女とどうしようもないキモチのループ。そんな感じ。
    それぞれの人物の感情がすごいいい感じに響いてきたと思う。これは自分の
    人生体験とダブる部分でウケたのかも?気になったのは、ふつうのイラストと
    3DCGのごちゃまぜがなんかアンバランスだな〜って。それくらい。
    プログラムがステキで何度も見てます。

    返信
  6. をかもと 投稿作成者

    幸太郎さん、はじめまして。

    ササクラを女にしたのは、あれじゃないですか、友人って関係を際立たせるため
    初見の人だと、ササクラを元恋人だって勘違いするかも知れないですし

    あぁ、それはあるかも知れないですね。
    ササクラも男だったら、フライトジャケットを着た大人の男がティーチャ以外にも存在しちゃいますからね。

    菊池さんのは、下手だけど棒読みじゃなくて、感情をなくした声を演出したかったのではないか、と
    原作読んでるとスイトさん、結構感情ありますけどね

    感情を排除した声を演出して、クサナギを人形っぽく描きたかったのかもしれませんね。
    目の書き方も、感情を排除してる感を出したそうでしたし..
    ただ、そうやって人形っぽく描いてしまうと、攻殻のクサナギ少佐を想起させられちゃうんですよ。
    (攻殻のクサナギも士郎正宗ではなく、押井版の方。)

    でも、ショーとしての戦争を演出するのなら音はあったほうがいいな〜って思いました

    近年の戦争報道のような無機質なガンカメラの映像とか、遠くからの無関心な目による冷めた視線とかも織り交ぜられると、さらにショー的じゃありません?
    生身の人間を感じさせるようなカット(冒頭の脱出したパイロットを追撃するティーチャとか)は、逆に不要な気も。

    ただ、空中戦はカッコ良かったですね。良く動いてるし。正直、本編ずっとアレだけでも良かった気も (^^;;

    個人的な疑問は、ティーチャーってあんなに強かったかな〜って
    もっと常識の範囲内の強さでしたよね

    鬼のように強かったっすね。
    ただ、これはティーチャを生身の人間として描いてないので、納得できました。
    (背中が、ほんのちょっと出ただけですから。)

    いろいろ反論ばっかしちゃって済みません
    こんど、スカイ・クロラシリーズのことを語りたいッス

    いえいえ、大歓迎です。コメントはいつでもどうぞ。

    返信
  7. 幸太郎

    ササクラを女にしたのは、あれじゃないですか、友人って関係を際立たせるため
    初見の人だと、ササクラを元恋人だって勘違いするかも知れないですし

    菊池さんのは、下手だけど棒読みじゃなくて、感情をなくした声を演出したかったのではないか、と
    原作読んでるとスイトさん、結構感情ありますけどね

    原作だと、一人称の小説だから確かに音が無いですよね〜
    自分の中の心理描写に重点がおかれてますから
    でも、ショーとしての戦争を演出するのなら音はあったほうがいいな〜って思いました

    個人的な疑問は、ティーチャーってあんなに強かったかな〜って
    もっと常識の範囲内の強さでしたよね

    いろいろ反論ばっかしちゃって済みません
    こんど、スカイ・クロラシリーズのことを語りたいッス

    返信

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