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dogmap.jp を t1.micro から t2.micro に変更してみました

AWS から 7/2 に新しいインスタンスタイプ T2 インスタンスがリリースされました。
【AWS発表】バースト可能な性能を持つ新しい低コストEC2インスタンス

dogmap.jp は、網元の実証実験も兼ねて、網元の t1.micro インスタンスで稼働させているのですが、アクセスが集中して負荷が高まってバーストした後、一定時間極端に性能が悪化するという問題がありました。
# これは t1.micro インスタンスの特性です。
これ結構辛くて、表側では Nginx のリバースプロキシキャッシュでなんとか凌いでいても、WordPress のダッシュボードにアクセスできないとかの状況に陥ることがしばしばあったんですよね。

T2インスタンスでも t1.micro 同様に負荷がかかったときに自動的にバーストします。
ただし、バースト可能な時間には制限があって、これを管理するために新たに CPU Credit という仕組みが追加されました。
簡単に言うと

  • 負荷が高くなく CPU がベースライン性能にとどまっている場合、CPUクレジット残高が貯まっていく
  • 負荷が高まった場合、CPUクレジットを消費してバーストする
  • 1CPUクレジットで1分間バースト可能
  • CPUクレジット残高が無くなった場合は CPU 性能はベースライン性能にとどまる
  • 未使用のCPUクレジットは、最大24時間有効

という感じらしいです。

名前 vCPUs ベースライン性能 1時間あたりのCPUクレジット
t2.micro 1 10% 6
t2.small 1 20% 12
t2.medium 2 40% 24

CPUクレジット残高については、Cloud Watch で確認することができます。
「CPU Credit Usage (使用量)」「CPU Credit Balance (残高)」という項目が追加されているので、そちらを参照してください。

2014-7-18 追記
Amazon MarketPlace からも HVM 版の網元AMIが利用できるようになりました。
WordPress powered by AMIMOTO (HVM)
t1.micro などの m1 インスタンスなどの HVM に対応していないインスタンスタイプはご利用になれません。
そちらが必要な場合は、従来の PVM 版をご利用ください。
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