閉じられた世界?絶望系
買いました〜。
前回の「涼宮ハルヒの動揺」に続いての谷川 流先生の作品です。
基本的な登場人物は 8 人。
物語は 7 日間に渡って展開します。
物語の冒頭は…
ある 8 月なのにやけに涼しい夏。
杵築の所に友人の建御から電話が掛かってくる。
建御の苦渋に満ちた声は告げる。
『俺の部屋に天使と悪魔と死神と幽霊がいる』
それが、世界の終わりの始まりであった…。
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以下別文
わけわからん冒頭ですね(笑)。
でも、真面目にそんな感じの話です。
「涼宮ハルヒ」シリーズや、「学校を出よう!」シリーズのつもりで手を出すと、きっと痛い目を見る作品です。
とはいえ、作者自身も何か“実験作”として呼んでいる作品。あんまりまだ形になっていないのかもしれません。作中の描写も、“ライトノベルにこんなの書いて良いのか?”と思う箇所や、“年齢的にやばいんじゃないのか?”という箇所が多々あります。
でもまあ、そんな事はどーでもいい。そんなのは些末な事なのです。
一番問題なのは…
何が言いたいのか全然わからねぇ
これに尽きるのではないでしょうか。
これを実験作として扱うのであれば…結果は失敗で確定かと(爆)。
とはいえ、流石に同じ作者。「涼宮ハルヒ」シリーズや、「学校を出よう!」シリーズにもある会話の面白さや、屁理屈の嵐は健在です。そこら辺が好きで谷川作品を読まれている方であれば、まあ買っても OK なのではないでしょうか(笑)。