探偵ガリレオ
著者:東野圭吾
「故障中、という言葉はあるのかな
故障、だけで意味は通るはずだが」
突然燃え上がる若者の頭、アルミ板に転写されたデスマスク、不可解な心臓麻痺、海中での大爆発、幽体離脱した少年の証言など次々と起こるオカルト現象。
それら難事件を科学で解明する若き物理学者湯川助教授と、その友人草薙刑事の掛け合いが楽しい本格ミステリ短編集。
福山雅治・柴咲コウ主演のドラマガリレオの原作。
ドラマが面白かったので、ヨメが図書館から借りてきた原作を読みました。
1話目「燃える」からして、良い感じ。
ドラマ版第一話と大筋で同じですが、細部で異なります。
特に事件解決時には、この一連の短編シリーズはフーダニット(誰がやった?)よりも、ハウダニット(どうやってやった?)を重視しますよって言う読者への宣言にもなってます。
この辺が、ドラマ版ですっ飛ばされたのは残念なところですね
3話目「壊死る(くさる)」は、ドラマ版ではトリックのみ原作からの拝借で、ストーリは全く別物になっていましたが、原作の方が面白いなぁ。
まだ放映されていないエピソードを含む4話目「爆ぜる(はぜる)」は未読です。
あっ、原作の湯川教授はドラマ版のように閃いたからといって、いきなりそこら中に落書きしたりはしません。
探偵役に理系の教授を配し、ハウダニットを重視する所は、森博嗣の「S&Mシリーズ」を彷彿とさせますね。
こちらもオススメのシリーズです。
ピンバック: 容疑者Xの献身 : 独断と偏見の何でもレビュー
hi-chan どもです。
録画して置いた奴を先ほど観ました。
レッド・マーキュリーが出てきた途端に、ヨメと2人で「ガッカリだ」と呟いていました。
原作どおりにすれば良かったのに (T-T)
私もドラマを観始めてから、原作を買って読みました。
淡々としてるけど、なかなか面白かったです。
ついでに・・・と「容疑者Xの献身」を図書館で借りて読んだのですが、ラストの方、泣いてしまいました!自分でびっくり!(笑)。
物理学があまり関係ないストーリーでしたが(苦笑)。
昨日、ドラマの最終回でしたね。原作とは全然違ってましたが・・・レッド・マーキュリーに目が点になりました(爆)。