魍魎の匣
出演:堤真一、椎名桔平、阿部寛、宮迫博之、田中麗奈
監督:原田眞人
「きっと美少女に決まってますよ」
戦後間もない東京で起きた少女連続殺人事件。被害者はパーツごとにバラバラにされ、発見される。
その頃、榎木津(阿部寛)は叔父である新世界映画撮影所の所長・今出川(笹野高史)の紹介で依頼された柚木陽子(黒木瞳)の娘・加菜子(寺島咲)の失踪事件を追い、関口(椎名桔平)は敦子(田中麗奈)・鳥口(マギー)とともに"深秘御筥教"の謎に迫る。
やがて、全ての事件が美馬作博士(柄本明)の居る"箱館"へと収束していき…
映画版を観てきました。
原作とは、随分と違ったストーリ展開になっていましたが、中々に面白かったです。
ストーリ展開は違うとはいえ、ビジュアルは中々良い感じです。
圧巻は箱館の内部と加菜子の生命維持装置の造形。
街並みも良い感じでしたね、戦後間もない日本と言うよりは中国っぽいですが、この映画の雰囲気にピッタリ合ってます。
また、シリーズのどの作品にも言えることですが、見せ場は京極堂の語りであって、これを映像で見せると動きが無くて非常に面白くない。
前作では、そのへんがうまく処理し切れなかった感がありましたが、今回は上手い見せ方をしてましたね。
関口役の椎名桔平も、前作の永瀬正敏よりも良い感じです。
ただし、京極堂は原作の2割り増しくらいコミカルな感じになってます。
前作でガッカリしてしまった原作ファンの方には、一応オススメ。
関連サイト:魍魎の匣 公式サイト
蛇足
難点はエンディングテーマの東京事変の曲。作品とは、合ってないかなぁ。
あと、ラストの匣の中の少女が綺麗に表現されすぎてて、雨宮の異常性があまり浮き彫りにされなかったのも残念かも。
まめさん、どもです。
前作に比べると、格段に面白くなってましたよね。
この監督と演出なら、次作の「狂骨の夢」も映像化して欲しいところです。
私は原作を読んでませんが、好きです。豪華な俳優陣が真顔でいろいろやってくれて、かなり笑いました。おどろおどろしさもアリ、謎めいた雰囲気が良かったです!前作より数倍面白いと思います。
hi-chan どもです。
ははは、私も文句を言った割には、この作品結構好きです。
あの長大な原作をうまいことまとめて映像化しただけでもエライ。
京極堂、コミカルになってましたね〜。柱に頭をぶつけるなんて、想像できないんですが(笑)。
東京事変の曲、合ってませんでしたね。予告やTVCMの時だけでいいじゃんん、という感じがしました。
と、ぶつぶつ文句を言う割に、今日また見てこようと思ってます(笑)。