ガリレオの苦悩
著者:東野圭吾
「そうか、でもこれだけはいっておこう。みんなおまえのことを、科学者としては素晴らしいといっている」
湯川准教授が、草薙刑事、内海刑事とともに難トリックに挑む探偵ガリレオシリーズの短篇集。
「容疑者X」は別として、やはりガリレオシリーズは短篇の方が面白いなぁ。
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容疑者Xの献身
著者:東野圭吾
「この世に無駄な歯車なんかないし、その使い道を決められるのは歯車自身だけだ、ということをいいたかったんだ」
ある母娘が犯した殺人事件。
その母娘の隣人である天才数学者石神は彼女達を守るため、完全犯罪をもくろむ。
石神の同窓生でもある湯川は果たして真実に迫れるか?
探偵ガリレオシリーズの湯川助教授が活躍する長編。
犯人と犯行現場は最初に開示されているため、読者に求められるのはハウダニット。
というか殺害方法と殺害現場も提示されているので、石神がどうやって隠蔽しようとしたかの謎解き。
天才vs天才って設定に弱いですね。クラクラしてきます。
映画化も控えているので詳しく書けませんが、これは面白いですよ。
って言うか、展開的には地味な話なので映画化も非常に気になりますね。
TVドラマ版最終回のレッド・マーキュリーのようなトンデモ展開になりそうな要素は有りませんが、そんな飛び道具を追加してくるかも。
# 残念な結果にならなければ良いですが…
映画化の際は、原作に忠実に丁寧に作っていただきたい。