褐色の文豪

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 著者:佐藤賢一

「黒い悪魔」ことデュマ将軍の息子であり、三銃士の著者、大デュマ先生の生涯。
少年時代にナポレオンの敗走を目撃してから軍人には見切りをつけたが、さりとてなりたいものは無し。
そんなデュマが、デュシの翻案による「怪奇ラムレット」(原作シェイクスピア)の舞台を観たことで劇作家を目指し、ついには「三銃士」「モンテクリスト伯」などの傑作を著す話。

とにかくデュマ先生の人物造詣が素晴らしい。
父ちゃん大好きなデュマが、父ちゃんの話題で盛り上がったり、父ちゃんのようになりたいと革命の立役者になりたがったりする所は読んでいて微笑ましい。
晩年の破産後の境涯こそいじましいが、それでも無茶をするあたり憎めません。

佐藤賢一好きには文句無しにオススメ

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