ηなのに夢のよう
著者:森博嗣
「どうせ一度死ぬのならば、自分で今と決めて死にたい、と考えるのね。
どちらも生きたのです。
一回生きて、一回死んだのです。同じじゃありませんか?」
あいつぐ不審な首吊り自殺。
自殺者の側には「ηなのに夢のよう」と言う共通したメッセージが残される。
Gシリーズ6作目。
かなり前から、単品では評価しづらくなってきているGシリーズの6作目です。
今回も不審な首吊り自殺は置いてけぼりで、西之園嬢の両親が亡くなった航空機事故や、アメリカでも起こっていると言う噂の連続不審自殺。
紅子さんや、真賀田博士、保呂草さんも、ちょっとづつ顔を出して、いよいよシリーズ全体の伏線は張り終えた感じか?
くそぅ、こんなに焦らされるんだったらシリーズ完結してから読み出すべきだった…
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