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B-バージン

21R7MNE441L._SL75_.jpg「Bバージン」
 著者:山田玲司

時代設定は、バブル後半の頃。
モテない生物オタクの主人公「住田秋」が、片思いの相手「桂木ユイ」とつきあうために努力してモテる男になる話、全15巻です。
ただのラブコメに終わらず、著者の哲学的思想とエンターテインメントがうまい具合にバランスがとれていて良い感じです。
最終的には主人公は自分の趣味の世界である生物の研究を行い、そちらに特化することによって人間的魅力を増していきます。
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エルフ.17 5巻

51SC5J4GEFL._SL75_.jpgエルフ.17 (Volume5)
作者:山本 貴嗣
CR comics
買いました〜。

いや、その通り!

懐かしさだけで買ってます。

でもね。荒唐無稽なギャグの中にも、それとなく拘った SF の設定とか出てくる辺りはホント好きなんですよね〜。まあほら、所詮日本の SF って何でもありありの世界になっちゃってるじゃないですか。だから、それをあえて受け入れて、楽しめるところを楽しむわけですよ。う〜ん、何て前向き!

ほら、そこ!

それは前向きじゃなくて逃避だ!

ってツッコミしない!

− おまけ −

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ぼくらの 3巻

31AG59402ML._SL75_.jpgぼくらの (3)
作者:鬼頭 莫宏
IKKI COMIX / 小学館

買いました〜。

う〜ん、いいですねいいですねいいですかい?

切なさ大爆発

キテますね〜。
面白いですね〜。

ストーリーは、地球の平和を守る為に、宇宙から来た敵と少年少女が巨大ロボットに乗って戦うというもの。まあ、ここまではよくある設定。戦闘に負けちゃうと、地球が滅びちゃうらしいというのも、そんなに珍しくない設定。
ここまでいいですか? いいですねぃ?

設定として面白いのが操縦した子供は必ず死ぬって設定。だから、来襲する敵の数だけ生け贄の子供が用意されています。
どうです? 切ねぇですね〜。良いですね〜。

子供故の純粋さ。子供故の捻くれた視点。子供故の諦め
何も知らずに熱血漢だけで戦闘に勝利して命を落とす者
知らなかった事実。見たくなかった事実を知って絶望しながら命を落とす者
両親の代わりに兄弟を支えてきた立場故に、兄弟の為に胸を張って命を落とす者
世間に威張れなくとも、常に誇りを持って生きてきた母親を想い。同じく胸を張って死を受け入れる者

更に今回は、臆病で逃げだそうとした仲間を殺し。そして、自分が世界を救うのだからというのを理由に、恨みのある人間を全て殺そうとする者まで現れて凄い状況に!!!

こういう世界観を思い付く事も凄いな〜と思うし、各子供の考え方を上手く描く作者に正直感動です。

う〜んどういう方に勧めるべきなのだろう?(汗)
絵は、そんなに極端に好き嫌いの分かれるものじゃないと思います。
とにかく色々考えさせられる
そんな作品が好きな方にオススメです!

− おまけ −

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高橋留美子傑作集 赤い花束

31PPFYSNB7L._SL75_.jpg高橋留美子傑作集 赤い花束
作者:高橋留美子
BIG COMICS SPECIAL 小学館
買いました〜。

いやいやいや、1 年 1 回の連載漫画!
全部で 6 話収録。
要するに、6 年ぶりの高橋留美子先生の短編集ですよ〜。

今回は何というかオヤジがテーマ!
まあ、前回の「専務の犬」オヤジの話は多かった気がするけど、今回同時発売の「高橋留美子劇場副読本-Oの悲劇、Oの喜劇」オヤジに対するものを謳っている気がするので、オヤジを主題とします。まあ、副読本の方は買ってないので内容わかんないけどね。

短編集なのでそれぞれの概要をお話しすると〜。

  • さえないオヤジの元に、学生時代に好きだった女の子から同窓会の案内が来た。夢見るオヤジ

「日帰りの夢」

いやぁ〜。最初の再会(?)の瞬間が泣けます(涙)

  • 単身赴任から 7 年ぶりに帰ってきたオヤジは、息子がまったく話しの通じない別人に変わっている現実を突きつけられる。時同じくして、家の壁には謎の下品な落書きが描かれ始める。その時オヤジ

「おやじグラフィティ」

ラストシーンが切ないです。泣けます(涙)

  • 旦那のローン返済協力の為、その時妻は立ち上がった! 目指すは、お義母さんとの温泉旅行!

「義理のバカンス」

戦友この言葉に勝る友情はありません(涙)。

  • 妻が突然の入院! 家に残されたオヤジと息子と、そして介護が必要なオヤジのオヤジ! オヤジは、妻が帰ってくるまでの家事・介護を一手に引き受けるが

「ヘルプ」

妻の前で精一杯の強がりを見せるオヤジ泣けます(涙)

  • 酒をしこたま飲んで、腹踊りをしている最中にオヤジを襲った悲劇

「赤い花束」

さすが表題作です。文句なしに泣けます(涙)

  • 単身赴任中のオヤジが、美容院の女性に恋をした

「パーマネント・ラブ」

「やっぱ男は見た目じゃないですよー。中身が肝心ですよねー」ヒロインの言葉が心をうちます。泣けます(涙)

とまあ、こんな感じになかなか良かったです。
やっぱり、既に高橋先生はギャグよりもこういったシリアスの方が似合うのでしょうかねぇ〜。

基本万人にオススメ!
そして、オヤジは特にオススメ!!!

p.s.
あ、感想は話半分に読んでね。

− おまけ −

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Book Baton

ぬぉぉ! 共同執筆者にこれを振るか!
まあ、一番楽な選択肢でもあるかのぉ〜(汗)。

でもま、振られた以上は頑張りましょう!
でも、今までの私のエントリからわかるように基本はろくな作品読んでいるわけじゃないんですよ(爆)。特に小説って意味だとかっこつかないライトノベルばっかり! 更に、その中で面白いのって………
とても難しいので、邪道ですけど漫画で書かせて頂きます〜。まあ、Book だから良いよね! 良い事にしてちょーだい(爆)。

では、いってみましょ〜。

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餓狼伝 16巻

61J76599C5L._SL75_.jpg餓狼伝 (16)
原作:夢枕 獏
漫画:板垣恵介
買いました〜。

「荒野に獣 慟哭す」に続く、夢枕 獏先生原作のコミックです〜。まあ、私はやっぱり原作の方は未読なんですけどね。
コミックの方は、元自衛隊にして筋肉・格闘漫画家板垣恵介先生です。少年チャンピオン連載の「バキ」のシリーズが、色々な意味で有名な漫画家ですね。いや、暑苦しい路線一直線だった少年チャンピオンの時代から、未だ暑苦しさを衰えさせずに描き続けている数少ない漫画家と言った方が良いのかな。何せ、今の少年チャンピオンは萌えもしくはブラック・ジャックにしか走っていない気がしますので。

ストーリーは、

強くなる為、男達がひたすら戦い続ける

というわかりやすいものです。
それ故か、セリフも少なくと〜っても読みやすい点がオススメです。ただ、好き嫌いの激しく別れる絵・ストーリー・演出ですので、先に立ち読みで試される事を強く薦めます。

しかし、単純ながらもそこにはロマンがあります。自分の戦い方に誇りを持った男達のドラマがあります。今回の巻では、あくまでも勝負をエンターテイメントとして表現する、プロレスラー長田 弘の熱い描写が生きてます!

前の連載誌が廃刊になって色々あって連載誌が変わって、最初のコミックです。けど中身は何にも変わっておりませんので、前からの読者の方も安心して読めそうです(笑)。

− おまけ −

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荒野に獣慟哭す 2巻

51S0677W5NL._SL75_.jpg荒野に獣慟哭す (2)
原作:夢枕 獏
漫画:伊藤 勢
講談社
買いました〜。

いやいや、相変わらずのなかなかの面白さ(笑)。
原作は共同執筆者が大好きな夢枕 獏先生の昔の作品。私は未読なのですがかなり重めでドロドロした話らしく、漫画版はそれを伊藤 勢先生が上手にライトに描きあげています。

ストーリーは、生物兵器“独覚兵”としての改造を受けた主人公御門周平が、失った自分の記憶を探しながら残る11匹の独覚兵とバトルを繰りひろげていく物語です。

原作ではかなり夢枕先生らしいバイオレンス描写が豊富らしいのですが、コミック版ではかなり緩和されています。元より画力のある漫画家、スピード感、迫力、そして所々に入り込む細かいギャグ! どれを取っても良い感じです〜。

ただ、ストーリー全体の複雑さと、それに絡む登場キャラの多さはどうしてもあるので、難しい話が苦手な方にはあまりオススメできないかもしれません。
とりあえず、読んでみるのが吉だとは思いますけど(笑)。

− おまけ −
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GUNSMITH CATS BURST 1巻

51P6FPNC7EL._SL75_.jpgGUNSMITH CATS BURST (1)
作者:園田健一
アフタヌーンKC 講談社
買いました〜。

なんというか今さら感の強い「GUNSMITH CATS」の続編です。
女の人のが描きたくてやっていた「砲神エグザクソン」とやらはどうなってしまったのでしょうね? 飽きたのでしょうかね? 飽きたのでしょうね。

ストーリーは、ガンスミス(銃の修理工)にして賞金稼ぎ。巨乳にして撃鉄撃ち抜きの名射撃主。おまけにアレでアレでアレ作者の趣味丸出しの主人公ラリー・ビンセントが、共同経営者にして幼児体型。当然の貧乳にして爆弾愛好家で高級○婦の過去まで持っていてアレでアレなミニー・メイ(メイ・ホプキンス)という作者の趣味丸出しの相棒やその他の仲間と共に、賞金稼ぎの仕事や日常を作者の趣味丸出しの車と共に描いた作者の趣味丸出しの作品です。

まーアレですね
美少女・銃・車の3つのキーワード全てに反応する方であればオススメです。
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プラネテス

510HTT9SNTL._SL75_.jpg21X0WW8NCRL._SL75_.jpg51G09XCWA7L._SL75_.jpg51VZ18WMF2L._SL75_.jpgプラネテス (1)(2)(3)(4)
 著者:幸村誠

2070年代の宇宙船乗りの日常を描いた作品。
現代の生活の延長線上としての宇宙船乗りの生活を描いているため、SFっぽくなくて読みやすい。
ストーリーの主軸は、デブリ(宇宙塵)拾いを職業とする星野八郎太(ハチマキ)が、人類初の木星往還船の乗組員になり、木星まで行ってくる話。
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