棚から一掴み」カテゴリーアーカイブ

VOICES / 上野洋子

31BW8ED8D7L._SL75_.jpg「VOICES」
 上野洋子

元ザバダックのボーカル上野洋子のソロデビューアルバム。
彼女の歌声を、あたかも楽器の一つとして構成された曲達はどれも美しい。
どこの国の言葉でもない造語で歌われ、歌詞から意味を剥奪することで純粋に美しい楽曲として仕上がっています。

浮遊感溢れる彼女の歌声に酔いしれてください。
文句無しにオススメの1枚。

NARROW MARGIN

51402WWS62L._SL75_.jpgカナディアン・エキスプレス
 出演:ジーン・ハックマン、アン・アーチャー
 監督:ピーター・ハイアムズ

ジーン・ハックマン主演のサスペンス。
姿を消した重要な殺人事件の目撃者を追う検事をジーン・ハックマンが熱演。
初見の時は、何かの映画と2本立て(懐かしい響きだ)のオマケとして見ました。
# メインで見に行ったはずの映画が記憶に残っていない (^^;;;

ラスト、走る列車の屋根の上でのアクションシーンがたまらない。
おじいちゃん頑張れ〜、落ちるなって感じで、別の意味でハラハラドキドキ
敬老精神を思い起こさせてくれる映画。

残念ながら、ストーリーはあまり覚えてないです 😛

ROCK MONSTER STRIKES BACK

「ROCK MONSTER STRIKES BACK」
 東京スカパラダイスオーケストラ REMIX by KEN ISHII

人類史上初の快挙、スカとテクノの融合

表題曲は、東京スカパラダイスオーケストラの曲をケン・イシイがリミックス。
カップリング曲「EXTRA」は逆にケン・イシイの曲を東京スカパラダイスオーケストラが演奏。
イラストは大友克洋が担当。
と言う、今ではちょっと考えられない贅沢な MAXI シングルです。

見かけたら、是非聞いてみてください。

BEING JOHN MALKOVICH

4177B8ZKBYL._SL75_.jpgマルコヴィッチの穴ir?t=dogmatismandp-22&l=ur2&o=9
 出演:ジョン・キューザック、キャメロン・ディアス、キャスリーン・キーナー、ジョン・マルコヴィッチ
 監督:スパイク・ジョーンズ

以前、予告していた映画のレビュー、まずは「マルコヴィッチの穴」。

実在の俳優マルコヴィッチの脳内に侵入して、マルコヴィッチ本人を操れる穴を巡る不思議な話。
無気力、無職、猫背、貧相、既婚者なのに別の女性を口説く(しかも速攻でふられる(^^;;;)のになんの抵抗も無いと言うダメオヤジの鏡のような人形師クレイグをジョン・キューザックが好演しています。
これだけで私的にはツボをつきまくり。
ダメオヤジですが、彼の人形師の腕は相当なもの、特に冒頭シーンの「失意と苦悩のダンス」は必見です。
続きを読む

Mike Alway’s Diary / Kahimi Karie

「Mike Alway's Diary」
 カヒミ・カリイ

甘ったるい声とフレンチっぽい曲調。好きだったなぁ。
一時期渋谷系とか言われてもてはやされてたんだけど、メジャには成りきれんかった歌手です。

カヒミと言えば、一時期ちびまるこちゃんのオープニングを歌ってたんだけど、すぐに「おどるポンポコリン」に戻ってしまいまいした。
これでメジャの仲間入りと期待しただけに、あのときは悲しかった(T-T)

我的1997 / 艾敬

「私の1997」
 艾敬(アイ・ジン)

北京在住のシンガーソングライター艾敬のデビューアルバム。
1992年発表。全体的にアコースティックなサウンドを基調にした作り。

タイトル曲は、1997年の中国への香港返還を楽しみにしている女の子の思いを歌った歌。
「1997年になればヤオハンデパートにも行けるし、彼と午夜場(週末の映画のナイトショー)にも行ける」と歌います。
この頃の中国人は自由主義経済享楽的な娯楽施設を憧れに近い気持ちで待ち望んでいたんですね。
#憧れの対象ヤオハンが1997年に会社更生法適用申請し事実上倒産したのは皮肉ですね 😛

蒸気王

蒸気王
 著者:唐澤商会(唐澤俊一&唐澤なをき)

開化日本を導くために 叡智の汽笛がこだまする!!!!
開化日本に仇成す者に 正義の蒸気が炸裂す!!!!!!!!

と、言うわけで今日は昨日のSTEAMBOYに引き続きスチームパンクの怪作「蒸気王」です。
トリビアの泉のスーパーバイザーとしてすっかりメジャになった感のある唐澤俊一とその実弟であり漫画家の唐澤なをきの合作スチームパンク。
舞台は明治時代の日本、主役は世界的探検家「田宮神風児」
彼が蒸気機関で稼動するパワードスーツ「蒸気服」を着て蒸気王と名乗り、数々の難事件を解決する話。
ラストは電気の力で世界を征服せんとする「電気王」の操る電気式駆動巨人「エル・ドラドウ号」と、蒸気王の操る「大東洋蒸気タワ」の激突!
# ただし、唐澤商会得意の毒と蘊蓄は抑えめです。

怪しげな蒸気機関を愛する人にお薦め。

タクティクスオウガ

タクティクス オウガir?t=dogmatismandp-22&l=ur2&o=9
 発売日:1995/10/06
 発売元:Quest
 ジャンル:シミュレーションRPG

シミュレーションRPGの傑作。
スーパーファミコン版発売当初かなりやりこみました。
重厚なストーリーと洗練された操作性。
タクティクスオウガ以降のシミュレーションRPGの中には残念ながら、タクティクスオウガを越えるゲームはまだ存在しません
# 断言して良いのか?

ガラスのカボチャマルチエンディング、マルチシナリオすべてやり込みました。
本編と全く関係のないオマケダンジョン「死者の宮殿」をクリアしたときは達成感と疲労感で大変な感じです。

で、死者の宮殿をクリアし「ファイアクレスト」を入手した人に発売元の Quest から先着でプレゼントされたのがこれ。
ゲーム内のアイテム「ガラスのカボチャ」を模した物です。
カボチャの裏には主要キャラの一人、魔女デネブの絵と「だいじにし・て・ね」の文字が。
今でも手放せない一品です。
続きを読む

遠くへ行きたい

51479N3W7VL._SL75_.jpg51W7DAF82YL._SL75_.jpg51DR8MA5TAL._SL75_.jpg51E21DF0DQL._SL75_.jpg遠くへいきたい
(Vol.1) (Vol.2) (Vol.3) (Vol.4)
 著者:とり・みき

TV Bros 連載の9コママンガ。セリフのないシチュエーションギャグ?
とり・みきマンガの常連キャラクターたきた君がメインを張ります。
SFネタが多いですが、さほどマニアックでは無く、敷居はかなり低いです。

クスっとしたい人にお勧め。
とり・みきマンガの入門編としても最適。