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深泥丘奇談

深泥丘奇談 (幽BOOKS)深泥丘奇談
 著者:綾辻 行人

この世には不思議なことなど何もない—とは、おそらく今この国でもっとも有名な古本屋の決め台詞だが、本当にそうだろうか、と近頃しばしば思うようになった。

晩春の黄昏時、語り手である作家が眩暈を覚えて入った深泥丘病院。そこで出逢った医師・石倉(一)〜(三)と看護師・咲谷。
語り手と彼らとの間に起きた不思議な出来事をつづる連作短編集。


  • 精密検査のため、短期入院した病院内で奇怪なモノを目撃する
  • 丘の向こう
    深泥丘の向こう側、語り手が知らなかった"Q電鉄の如呂塚線"を走る奇怪なモノ
  • 長びく雨
    長雨が続くと良くない事が起こる
  • 悪霊憑き
    ソトト・ダゴンなど、クトゥルー神話っぽいフレーズが散りばめられた本格推理
  • サムザムシ
    歯科治療に対する生理的恐怖
  • 開けるな
    最後のドンデンが楽しい
  • 六山の夜
    五山の送り火を舞台にした幻想の夜
  • 深泥丘魔術団
    秋祭りの夜に病院で開催される奇術ショー

  • 自宅周辺に出没する謎の生き物

強烈に怖いホラーではありませんが、どれも雰囲気があって良いです。
クトゥルー神話や、ドグラ・マグラ好きにはオススメできるかな。

ZOKUDAM

ZOKUDAMZOKUDAM
 著者:森 博嗣

「違うよぉ。博士は大まかなコンセプトを決めただけで、設計した人間は別にいるし。その人が下請けの工場に部品を発注して、そこの工場でも誰かが設計をして、そのまた下請けに部品を発注して、最後は町工場でおばさんとかおじさんが、旋盤とかプレス機とかを使って、図面どおり、指示どおり、わけもわからず作ったわけよ」

ZOKUDAM が怪獣と対決するために作成している巨大ロボット(と言っても全高はRX-78の2/3程度)「赤い稲妻」と「青い稲妻」。
パイロットとして選ばれたロミ・品川とケン・十河のとりあえずの仕事はマニュアル読みだ。
敵対組織 TAIGON との壮絶な情報戦やら、大雨で地下施設が浸水しそうになったりしながらも物語は TAIGON の操るロボットとの対決に向けてゆるゆると進んでいく。

ZOKUに続く Zシリーズ第2弾。っていうか、登場人物が重複するだけのパラレルワールドモノと思われます。
前作で悪の悪戯組織として活躍した ZOKU のロミ・品川をメインに話が進む。
メインは2つの対立組織によるロボット対決までの道程。
なので、対決した結果は描かれません。あくまでも対決までのお話。
ロボットバトルを期待すると肩透かしを食うので、ご注意。

工学部・水柿助教授シリーズや、森博嗣の工作系エッセイ(工作少年の日々など)が好きな方にオススメ。
お話の性格上、前作を読んでいる必要は全くありません。

ネムルバカ

ネムルバカネムルバカ
著者:石黒正数
RYU COMICS/徳間書店
関連記事:アガペ 2巻

買いました〜。

やりたいことのある人とやりたいことのない人の間に
何かしたいけど何が出来るのか分からない人ってカテゴリーがあって
8割方そこに属してると思うんだがね

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にいがた酒の陣 2008

にいがた酒の陣 2008 昨年に引き続き、「新潟酒の陣2008」に行って来た。
今年の参加者は、去年と同じく私とAsh、ハセ、それに智凛と友人の計五人だ。
去年、運転手をかってでてくれたヨメはチビの相手をしなければならないので欠席。
したがって現地までは高速バスで移動。

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WordPress 2.3.3 でフィードの日付がおかしい

コアソースを改変すると、WordPress のアップデートが面倒になります。
以下にコアソースを修正しないでもフィードテンプレートを変更する方法をエントリしてありますので、そちらを参照してください。 (追記: 2009年11月10日)

各種フィード用テンプレートの変更 : dogmap.jp

犬小屋にて – Feed 配信がどうもおかしい。」を読んで気づいたのだが、WordPress 2.3.3 で配信されているフィードの日付がおかしい。
で、ソースを見てみたところ mysql2date() に渡している第1引数がおかしい。
これは、PHP の date() 関数に渡す日付文字列の書式を与えなければならないのだが、Wordpress のソース上では 'D, d M Y H:i:s +0000' となってしまっている。
GMT との時差をセットしたいのであれば 'D, d M Y H:i:s O' (最後はアルファベット大文字のO) にしなければならない。

修正が必要なファイルは wp-includes/feed-rss.php, wp-includes/feed-rss2.php, wp-includes/feed-rss2-comments.php の3ファイル。
修正箇所は、以下の4箇所。
#他にもあるかもですが (^^;;

feed-rss.php(13):	<lastBuildDate><?php echo mysql2date('D, d M Y H:i:s O', get_lastpostmodified(), false); ?></lastBuildDate>
feed-rss2.php(20):	<pubDate><?php echo mysql2date('D, d M Y H:i:s O', get_lastpostmodified(), false); ?></pubDate>
feed-rss2.php(29):	<pubDate><?php echo mysql2date('D, d M Y H:i:s O', get_post_time('Y-m-d H:i:s', false), false); ?></pubDate>
feed-rss2-comments.php(42):	<pubDate><?php echo mysql2date('D, d M Y H:i:s O', get_comment_time('Y-m-d H:i:s', false), false); ?></pubDate>


Flash の embed タグを XHTML Valid なタグに変換する

YouTube 等で公開されている動画をブログに埋め込むタグには embed 要素が含まれていて、そのまま貼り付けると XHTML Valid になりません。
これを XHTML Valid なタグに変換するには、こんな感じで書き換えてやる必要があります。

変換前

<object width="425" height="350">
<param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/dt25pztvX-U"/>
<param name="wmode" value="transparent"/>

</object>

変換後

<object data="http://www.youtube.com/v/dt25pztvX-U" type="application/x-shockwave-flash" width="425" height="350">
<param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/dt25pztvX-U" />
<param name="wmode" value="transparent" />
</object>

参考:小粋空間: YouTube の Embed タグを XHTML valid にする

毎回変換するのも面倒だし、過去記事を修正するのも面倒なので、プラグイン化してみました。
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ホルモー六景

ホルモー六景ホルモー六景
 著者:万城目 学

貧乏という言葉は、何とせつない字面をしているのか。
貧しく、乏しい。
まさに今の珠美の状況を説明するに、これ以上ない言葉だった。

オニを使役して競う競技ホルモーを題材にした短編小説6編からなるオムニバス。
前作鴨川ホルモーと、ほぼ同一時間軸で進んでいた別のお話。
伏線の張り方も、うまくなっていてなかなかに良い感じです。
この短編集だけでも十分楽しめますが、やはり前作を読んで置いた方が良いでしょう。

お気に入りは第六景「長持の恋」。
前作でギャグ要素としての匂いが濃厚だった高村のチョンマゲが、ウマイ具合に活かされている恋愛小説です。

今作で登場した新たなホルモーサークル"同志社大学黄龍陣"を交えたホルモー合戦を長編として読んでみたいですね。

鴨川ホルモー

鴨川ホルモー鴨川ホルモー
 著者:万城目 学

「このごろ都にはやるもの、
 勧誘、貧乏、一目ぼれ。
 葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。
 腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、
 出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。」

京都の大学間で行われている競技「ホルモー」。一人当たり100匹のオニを使役し10人一チームで戦闘を行う。
参加サークルは京都大学青龍会、京都産業大学玄武組、立命館大学白虎隊、龍谷大学フェニックス。
京都大学青龍会第五百代目の安倍を主人公に繰り広げられる青春小説。

主人公安倍とサークル間の人間関係にスポットを当てた作りになっています。
ホルモーやオニと言う大きな謎を置いてけぼりに、学生生活や人間関係に悩む主人公が良い。
キャラ立ちも良いし、このホルモーを題材に話を展開して行くのであれば、かなりうまい掴みになっている作品。
次作以降では、競技としてのホルモー自体をもっと掘り下げた作品もほしいところ。
二大陰陽師の名前を冠せられた主人公(安倍)とライバル(芦屋満)の対立も気になるところ。

軽い青春小説が読みたい方にオススメ。

誰かがカッコゥと啼く 2 巻

誰かがカッコゥと啼く(2)誰かがカッコゥと啼く(2)
著者:イダ タツヒコ
SUNDAY GX COMICS/小学館
関連記事:誰かがカッコゥと啼く 1巻

買いました〜。

せっかく手に入れたオモチャ、
二年もしまったまま出して遊ばないなんて
……オレ、ムリ。

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